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物流業界ニュース

運転手不足の困窮度は深刻、運輸業では36%の事業所が「困っている」

課題は女性、高齢者の積み下ろし作業…自工会が「小型・軽トラック調査」

日本自動車工業会(張富士夫会長)は06年度に実施した小型・軽トラック市場動向調査の結果をまとめた。今回は少子高齢化といった社会的な環境の変化を踏まえ女性・高齢運転者の採用状況や免許制度改正の影響に関しても調査し、「女性運転手を採用する事業所は若干増加、高齢運転手を採用する事業所は横ばい」「中型免許制度の認知率は上がったが、対応を必要とする事業所数は少ない」「駐車違反取締強化の影響を受けると答えた事業所は半数、内運輸業でその比率が高い」などのことがわかったという。

調査結果の主な特徴は以下のとおり。

【保有台数は引き続き減少傾向】

小型・軽トラック・バンの需要台数は03年以降、横ばい状況が続き、05年から06年にかけては、小型トラック・バンはわずかに増加、軽トラック・バンは減少している。最近1年間のトラック・バンの購入率は全体では22%と04年調査時の30%から減少しており、業種別にみると、運輸業は60%から43%、運輸業以外は28%から21%へ減少していた。

【経営状況の見通しは好転】

経営状況は「良くなっている」とする事業所が増加傾向を示し、今後の見通しにおいても「良くなると思う」が33%を占めている。金属機械類製造業、貨物以外の運輸業では現状、今後の見通しともに「良い」とする事業所が多い。最近の物資輸送量は全体では「変わらない」が04年調査に比べ増加し、今後の見通しでは「増加」の比率が増加傾向。ただし、運輸業では最近の物資輸送量は「増加」の比率が増加傾向にあるが、今後の見通しでは「増加」の割合が04年調査に比べ減少している。保有台数の増減について運輸業、運輸業以外ともに保有台数は「変わらない」が全体で79%となっている。

【女性ドライバーは採用増】

運転手不足の困窮度は全体では5%とわずかであるが、運輸業では36%の事業所が「困っている」としており、04年調査と比べ5ポイント増加している。しかし高齢運転手の採用率は27%で、04年調査と比較し変化はみられない。女性運転手の採用率は10%となっており、わずかではあるが増加している。採用理由としては、高齢運転手は「経験者を採用できる」、女性運転手には「細かいところまで気配りがきく」「職場の雰囲気が明るくなる」「仕事がていねい」の比率が高い。一方で、「荷物の積み下ろしなど荷役作業」は依然として高齢運転手、女性運転手採用に共通する最も大きな課題となっている。

【クリーンエネルギー車への関心は高く】

大気環境改善などに対する考え方では、「アイドリングをやめる」「燃費効率の良い経済速度で走る」にあてはまる事業所が7割以上を占める。また「CO2排出による地球温暖化」「NOxやPM排出による大気への影響」には8割の事業所が関心を示しており、大気環境改善などに対する意識はこれまでの調査結果同様高い。トラック・バンのクリーンエネルギー車を「現在使用している」は04年調査の26%から36%に増加しており、「今後使用したい」も含めた使用意向は7割を超えた。購入したいクリーンエネルギー車は「CO2排出の少ないトラック・バン」「燃料消費の少ないトラック・バン」が約6割を占め、「NOxやPM排出の少ないトラック・バン」が続く。

【中型免許制度必要とする事業所数は少ない】

中型免許制度新設に関する認知率は、2〜3.5トントラックを保有する事業所では「改定は知っているが、内容はわからない」が53%、「内容も含め、知っている」を合わせて67%となった。しかし、中型免許新設に対応が必要とする事業所は4%で、対応としては「中型免許取得を促進」「中型免許取得者の雇用を促進」「中型免許に合うクラスの購入促進」が5割を超える。

カーゴニュース4月24日号

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