物流業界ニュース
大日本印刷が3種類のICタグを開発
大日本印刷(北島義俊社長、DNP)は、用途ごとに必要な機能を高めた3種類のICタグ(耐水強粘着ラベルタイプ、インモールドタイプ、金属用ラベルタイプ)を開発、12日からエンジニアリングサンプル(開発者向けサンプル)の発売を開始した。
現在、物流や製造の現場における業務効率化や、トレーサビリティシステムの構築など、ICタグが利用されるシーンは多様化し、その重要性がますます高まっている。それにともない、用途に応じて必要な機能を強化したICタグに対するユーザーの要望も増えてきているという。今回、DNPは物流用途で必要な耐水性・耐久性の向上や、パソコン、金属機器など金属への貼付などの要望に応えるため、それらの用途に対応した特長を持つICタグを開発したもの。
耐水強粘着ラベルタイプは繰り返しの使用や屋外での保管が多いコンテナやパレット用に、耐水性を有し、使用中に剥離せず、多少の凹凸がある表面基材にも対応できるよう従来の仕様と比較して粘着強度を約10倍(当社比)に高めたラベルタイプのICタグ。
金属用ラベルタイプは通信障害などの影響を受けるため、従来は材質を厚くするなどの対応をしていたが、それでは曲面への貼付や、ラベルプリンタ用のロール状の巻き上げが困難になるなどの欠点があった。そこで、通信障害の生じない範囲で可能な限り材質を薄くすることにより、ロール状の加工を容易にするとともに、凹凸がある表面基材へ貼り易くした。
インモールドタイプはラベルタイプよりも強固な固定と堅牢性を実現するために、プラスチック樹脂にICタグを埋め込んだタイプで、コンテナやパレットなどに、熱圧着、ビス、ストラップなどで取り付ける事ができる。
開発者向けサンプルの提供後、07年内の製品化を目指しており、3種類合計で08年度には月産20万枚、年間売上2億円を見込んでいる。
カーゴニュース9月20日号