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荷動きは持ち直し傾向だが、依然として低水準に 日通総研の物流短観
日通総合研究所(大前隆一社長)は22日、企業物流短期動向(物流短観)をまとめた。
それによると、2009年10〜12月実績の荷動き指数はマイナス28と前期(2009年7〜9月)と比べて28ポイントの上昇となった。また2010年1〜3月期見通しでは、さらにマイナス15と13ポイントの上昇が見込まれ、持ち直しの兆しはうかがえるものの、荷動き指数自体は依然として低水準にとどまっているとしている。
2009年10〜12月国内向け出荷量の動向は、全15業種中プラスの業種は化学・プラスチックのみで、残り14業種はすべてマイナスだった。2010年1〜3月期見通しでは化学・プラスチックのプラス幅が拡大するほか、輸送用機械、その他製造がプラスに転じ、鉄鋼・非鉄が前期並みに水準を戻すが、2ケタのマイナスを示す業種が依然として9業種あり、荷動きの回復には至らないとみている。
地域別ではすべて2009年10〜12月はすべての地域で2ケタのマイナスだった。特に四国、九州・沖縄ではマイナス幅が40台に達し、荷動きの減退が続いている。1〜3月見通しではすべての地域で改善が見込まれ、中国ではマイナス8と1ケタのマイナスまで回復するが、四国、九州では回復が遅れ、マイナス30にとどまっている。
一方、国際貨物は2009年10〜12月実積で外貿コンテナと国際航空の輸出入でマイナス幅が縮小。特に外貿コンテナは前期比で40ポイント改善した。
運賃・料金の動向指数は2009年10〜12月実積で国内航空がプラス1となったほかは、すべての輸送機関でマイナスとなった。1〜3月見通しでは概ね横ばいという結果となっており、運賃・料金水準は上昇傾向にはないとしている。しかし、運賃・料金の「値下がり」を予想する事業所の割合は1割程度にすぎないことから、大きく値下がりするという状況にはないと分析している。
調査対象は、製造業、卸売業の主要2500事業所で、国内向け出荷動向、輸送機関別利用動向、輸出入貨物の動向、在庫量と営業倉庫利用の動向、運賃・料金の動向、物流コスト割合の動向について調査し、1057事業所(回答率42.3%)から回答を得た。
カーゴニュース1月28日号