物流業界ニュース
国土交通省 政務三役の記者会見の主な内容
長安政務官会見(2日)
[質疑応答] (公共事業の)個所付けが漏れたことに関しては、数字はあくまで仮のものであるため、大きな問題はないと思っている。
トヨタのブレーキ不具合に関しては、昨年7月の事故以来、調査を続けてきたということで、引き続き調査を行うという報告を受けている。クルマはニューモデルの発表後、細かな改良は行っているため、国交省として立ち入り検査などは今のところ考えていない。
伊丹空港を含む3空港問題に関しては成長戦略会議で5〜6月までに結論を出したい。
前原大臣会見(5日)
[発表] 道路の空洞を見抜けなかった道路保全技術センターについては指名停止にした。JAL再建に伴い航空局長からの「運賃ダンピングを行わないように」と通達を出した。
[質疑応答] トヨタのリコール問題に関しては、顧客の視点が欠けていたのではないか。
小沢幹事長の続投は支持するが、新たな局面が出てきた場合には慎重に対処したい。
伊丹空港に関して、成長戦略会議ではゼロベースで検討するが、橋下知事のように廃止ありきの議論はしない。
個所付けに関しては予算成立後に地方自治体との協議も必要になるが、それが漏れて記者会見まで行われたことは遺憾だ。
外国人参政権に関しては基本的に賛成だが、今国会での法案提出は国論が二分されているので慎重に考えたほうがいいと思っている。
宇宙担当大臣でもあるので、NASAが有人月面探査を中止するという新たな局面を受け、日本の宇宙開発の方向を基礎研究でいくのか、利用目的でいくのか判断していきたい。
ダムに関しては夏までに基本方針を出す。
馬淵副大臣会見(8日)
[質疑応答] 個所付けの資料に関しては国交省から民主党に提出した。これまではいったん予算がつくと10年間ノーチェックで、その後も5年ごとの見直ししか行われてこなかった。予算を付ける議論の前に行い、真に必要な社会資本整備を行っていく、という改革の一環である事業評価を厳格に行い、その成果を示したというのが本意。将来は全ての工事についてデータベース化されることが理想だと思う。民主党に提出したことが一部の報道などで結果として誤解を与えたことは陳謝した。
高速の車種別上限料金に関しては検討中、なるべく早く決めたい。
政策会議に与党の議員本人の出席率が低くなっているということだが、これは民主党時代の政調でも同じで、国会が始まると自分の所属する委員会に縛られるため。
大臣と局長の面談が行われることになったが、これは担当する範囲が広いために、どうしてもこれまでは局ごとに粗密があったため。局長には課題についての説明だけでなく、人間としても大臣と話してもらいたい。
事務次官廃止は政府全体で決めることだが、国交省の場合は多くの現業機関を抱えているという実態も理解してもらいたい。
高速無料化区間は詳細なデータに基づき路線選定を行った。実施するときに(選定の)意味合いなどの説明も行う。
前原大臣会見(9日)
[発表] トヨタの豊田章夫社長がリコールを届けたことの報告とユーザーに迷惑をかけたことへのお詫びに来た。JALの大西社長がアライアンスのパートナーとしてアメリカン航空との提携を継続するということで前田航空局長に報告に来た。
[質疑応答] 本来、リコールというものは悪いものではなく、疑わしきものは素早くメーカーが届け出るということは製造者責任を果たしていると評価しても良いぐらいだ。
ただし今回の件では、ユーザーの視点が欠如していたのではないかと豊田社長に伝えた。すぐに米国にも向かうということなので、丁寧に話をしてもらいたいと要望した。今回のことが顧客視点でモノを考える良い機会になればとも思う。同時に、アメリカ政府に対しても冷静な対応を求め、10日にはルース駐日大使に来てもらい、お互い自由な市場をしっかり守ろうと話したい。
一方、小糸工業による航空機座席の製品試験結果の改ざんは悪質で恥ずべき事。
石川議員については、バッジを外さないということであれば、本人は推定無罪を確信しているのだと思う。民主党内がどう判断するかについては、閣僚の一員としてしっかり結束していきたい。小沢幹事長の問題については静かに見守りたい。
JALは3年以内に再生機構からの支援から外れて自立しなければならない。それを考えるとグループを移行することにはマイレージの魅力が薄れるなど様々な問題がある。稲盛CEOの元、再生を果たせば、将来のオプションは広がっていくと思う。
個所付けに関しては、客観的なルールづくりをしっかりつくることが重要であり、地方自治体への示し方などについては今回の反省点も踏まえてやっていきたい。
(今号から国土交通省の政務三役の記者会見の内容をダイジェストでお伝えすることにしました。国交省では政権交代以来、週に数回、政務三役が会見を行っています。詳細な会見記録は別として、国土交通省で何が議論されているのか、どういった方向が見えているのかなどに関して主なものを伝えていきます)
カーゴニュース2月16日号