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アジア主要港に奪われたトランジット貨物を取り戻す…
「国際コンテナ戦略港湾」の応募開始、6月メドに1〜2港選定へ 国交省
これまでのスーパー中枢港湾(スパ中)政策を見直し、国際コンテナの中核港湾を戦略的に位置づけるための方策を検討している国土交通省の「国際コンテナ戦略港湾検討委員会」は12日、「国際コンテナ戦略港湾」としての「目指すべき姿」を示すとともに「選定基準」を策定し同日から港湾管理者などからの公募を始めた。3月26日に募集を締め切り4月2日に予定している次回の検討委員会で応募した港湾管理者などからのプレゼンテーション(5月ごろに再プレゼンも予定)を経て6月ごろに国際コンテナ港湾として1〜2港に絞り込む。
◆戦略港湾は最低、スパ中並みと貨物取扱とサービスを
選択と集中により上海、釜山など東アジア諸国の大型港湾に貨物を奪われているわが国港湾を国家戦略として集中的に投資し立て直そうというもの。このため、応募者の条件として、スパ中の港湾管理者などスパ中とおおむね同程度の貨物量の取り扱いとサービス水準などを実現しうる港湾管理者などと規模とサービス水準を条件にしている。
◆まず、国内ハブ港として整備し東アジアに流れた貨物を取り戻す
検討委員会では、募集を前に戦略港湾の「目指すべき位置づけ」と「目標」を設定した。「位置づけ」では、「国内貨物の集約・コスト低減による基幹航路の維持・強化」、「中国などアジアの急速な経済発展への対応」を中心に据えている。その上でまず、「港湾コスト低減策の集中」、「基幹航路の国内貨物の集荷」を行うメインポートを確立する(国内ハブ港の確立)ための選択と集中を進める。その上で、中長期的には国際トランシップ港としての位置づけを視野に新しい政策に取り組む(国際ハブ港)としている。
◆2015年、2020年目標に施策を推進
それを実現する「目標」として、2015年には、(1)戦略港湾の国際競争力強化により、日本発着貨物の釜山等東アジア主要港でのトランシップ率を現行の半分に縮減、(2)国際コンテナ戦略港湾における北米航路についてアジア主要港並みのサービスを実現――と具体的な中期目標を掲げている。そして、2020年の目標として、アジア発着貨物の国際コンテナ戦略港湾におけるトランシップ率を促進し東アジアの主要港として選択される港湾を目指すとしている。
カーゴニュース2月18日号