物流業界ニュース
Air―NACCSとSea―NACCSを統合
財務省 24時間365日稼働、料金引き下げも実現
財務省は22日、輸出入・港湾関連情報処理システム「NACCS」について、空港における入出港手続きのシングルウインドウ化や24時間・365日稼働を実現するとともに、利用料金を約3割引き下げたと発表した。航空貨物の税関手続きを処理するAir―NACCSの更改に合わせ、海上貨物を処理するSea―NACCSと統合したことによるもので、同省では「今回のNACCSの機能向上により、国際物流の一層の円滑化・効率化や利用者利便の向上を促し、国際競争力の強化に寄与する」としている。
今回のシステム更改は21日午前5時に行われた。今回の更改では、空港における入出港手続きのシングルウインドウ化が実現され、航空会社などが提出する入出港届などの電子化が推進されるとともに、空港・港湾の入出港手続き及び輸出入手続きすべてが府省共通ポータルサイトを通じシングルウインドウ化された。
NACCSではこれまで、平成15年に輸出入手続き及び入出港手続きにおけるシングルウインドウ化を実現し、同20年10月にはこれらの手続きについて府省共通ポータルを通じたシングルウインドウを稼働させていた。
また、従来は午前4時30分から5時の間、メンテナンスのためにシステムを停止していたが、更改により24時間・365日稼働となった(月1〜2回、2時間程度の保守は実施)。さらにバックアップセンターを設置し、危機管理体制を強化した。
Air―NACCSの更改に合わせてSea―NACCSとの統合も実現。これによりハードの集約やメンテナンスの効率化などを通じてシステム運用コストの低減が図られるようになり、利用料金の約3割の引き下げが実現した。
このほか、経済産業省が運営する貿易管理オープンネットワークシステム(JETRAS)をNACCSに統合した。
カーゴニュース2月25日号