物流業界ニュース
来年4月の義務化前に96%が導入済み=全ト協がアルコール検知器調査
東海電子、中央自動車、東洋マーク、タニタの4社で9割占める
全日本トラック協会(中西英一郎会長)はこのほど「アルコール検知器使用の実態調査」をまとめた。
来年4月1日から点呼時にアルコール検知器の使用が義務化されることに対応するため、現時点での実態調査結果をまとめたもの。これによると、すでに96%の事業者がアルコール検知器を設置していることがわかった。
国土交通省は今年5月「事業用自動車総合安全プラン2009」に基づき、事業用自動車の飲酒運転ゼロの目標を達成するため、点呼時にアルコール検知器の使用を義務づける改正を行った。11年4月からは、旅客自動車運送事業運輸規則及び貨物自動車運送事業輸送安全規則の一部改正により、酒気を帯びた乗務員を乗務させてはならないことを明確化するとともに(1)事業者は点呼時に酒気帯びの有無を確認する場合には目視等で確認するほか、アルコール検知器を用いてしなければならない(2)事業者は営業所ごとにアルコール検知器を備え、常時有効に保持しなければならない(3)このため事業者はアルコール検知器の故障の有無を定期的に確認しなければならない(4)電話点呼の場合には、運転者にアルコール検知器を携行させ、検知結果を報告させるなどによって行う―ことになる。
こうしたことから事前にアンケート調査を行ったものだが、全国179社から寄せられた回答によると、アルコール検知器の備え付けは(1)全ての事業所で備え付けているが85%(2)一部の事業所で備え付けているが11%(3)備え付けていないは4%と、96%の事業者がすでに実施していることがわかった。
また、呼気中にアルコール反応があった場合の対応は(1)濃度にかかわらず一日乗務させないが43%(2)一定の時間をおいて再チェックし、反応がなければ乗車させるが41%(3)自社の判断基準によって乗務を決定するが12%(4)その他が4%だった。
導入している検知器メーカーは東海電子、中央自動車工業、東洋マーク製作所、タニタの4社で全体の92%を占め、簡易タイプと設置タイプの割合はほぼ半々だった(簡易タイプが48%、設置タイプが43%、不明が9%)。
機種としてはソシアックSC―102(中央自動車工業)、ALC―PROII(東海電子)、ソシアックX SC―202(中央自動車工業)、AC007(東洋マーク製作所)、ALC―mini(東海電子)、HC―206(タニタ)などが多く使われていた。
カーゴニュース6月24日号