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拡がりをみせる安全性評価事業、認定は1万5000事業所超へ

全日本トラック協会は国土交通大臣から全国貨物自動車運送適正化事業実施機関として指定を受け、全国で約400人の適正化事業指導員がトラック事業者を巡回指導して、トラック運輸界の輸送秩序確立を目指している。

こうした地道な活動の中から03年に生まれ、今年で8年目を迎えたのが「安全性評価事業」。

利用者がより安全性の高い事業者を選びやすくするために「安全性優良事業所」として認定するもので、その証が「Gマーク」。

現在、1万3136事業所が認定されているが、7月末に締め切った応募では6629事業所が「Gマーク」の申請を行っており、今年末の段階で認定事業所は1万5000事業者を超えそうだ。

キメ細かく厳しい評価

「Gマーク」の認定には(1)貨物自動車運送事業法などの安全性にかかわる「安全性に対する法令の遵守状況」の評価(2)過去3年間に有責の第1当事者となる重大事故がないことや違反の状況の評価(3)個々の事業所がいかに「安全性に対して積極的に取り組んでいるか」―について100点満点で80点以上を得点が必要。これだけで計38の評価項目が設けられているが、さらに社会保険等の適正加入などの条件もクリアした事業所が安全性優良事業所として認定される。

「Gマーク」の申請は都道府県トラック協会が指定されている地方貨物自動車運送適正化事業実施機関で受け付け、全国実施機関の安全性評価委員会で審査される。同委員会は、学識経験者、労働組合関係者、荷主団体、一般消費者、国土交通省職員及び全国実施機関担当役員で構成され、公平さが担保されている。

こうしたことから日本経団連も03年から「安全運送に関する荷主としての行動指針」の中で「運送事業者の選定にあたっては、ISO9001基準や安全性優良事業所認定制度などの客観的な基準を積極的に活用する」としている。

今年度は過去最高の申請

03年度に初めて認定された安全性優良事業所は2030事業所。これが09年度には1万3136事業所まで拡大したが、こうした認定事業所が保有するトラックの車両台数は37万1194台となり、これは営業用トラック全体の34.1%に達している。

7月末で締め切られた今年度の新規申請は3105事業所、更新申請は3524事業所で、あわせて6629事業所が申請した。

これは過去8年で最高の数字で、前年の4540事業所からも46%増と大幅な増加を示した。

特に増えたのが新規。昨年の2649件からは2割近い増加だった。

関係者は「巡回指導による申請事業所の掘り起こしや地方での説明会の開催、地道な広報活動などが功を奏した」としてるほか、荷主からのトラック事業者に対するGマーク取得要請も拡がりをみせているようだ。

カーゴニュース8月5日号

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