物流業界ニュース
国土交通省政務三役の記者会見
前田武志大臣(12月6日)
[質疑応答]
(関空と伊丹の経営統合に向けた新会社の設立委員会の初会合が開催されたことについて)
関西国際空港については、収益性の良い大阪国際空港と経営統合をして、民間的手法に基づく経営を進めて、我が国の国際拠点空港としての再生強化を図っていくことが基本。私自身も関空の奈良県側で、金剛山を越えたところに五條というところがあるのですが、そこは私の実家があるところで、政治家を志した頃から関西国際空港に対して非常に大きな期待を持っていた。特に国際展開という意味では、日本の中でアジアに一番近い大きな拠点になるわけで、大きな期待を持っている。是非、経営手腕に優れた方が選ばれて、すばらしい経営を行って欲しいと思う。
(八ッ場ダムの有識者会議が明日開かれることについて)
前原大臣の時に中間とりまとめという形で、検証のあり方、スキームを作った。技術的な内容、あるいは、八ッ場ダムという治水利水の施設の中身の合理性であったり、代替案との比較であったり、そのようなことを関東地方整備局に設置された、検討の場で積み重ねて来て、そこには一都五県の自治体も入って継続妥当という結論が出た。しかも、部外の方々が入った事業評価監視委員会が現地の視察を行い、二度ほど学者の意見も聞いた。これは全部関東地方整備局においてやったことだが、その結果として、検討の場のプロセス、方法、比較検討は全て瑕疵がないということで結論付けられて本省にあがってきた。そして、12月1日に有識者会議を開いて、いろいろな角度から議論していただき、結論的には、検討の場の結果というものが妥当であると認められた。したがって、八ッ場ダムの建設を続けて行うことが、他の案に比べても治水、利水の面で妥当であるし、地質の面などいろいろな指摘も踏まえた上で、これが妥当であるという意見だった。
明日行ってもらうのは、事務次官を長として設置したタスクフォースから説明を受け、東日本大震災の「災害に上限は無い」「人間の命が第一」という観点の教訓を踏まえて、いろいろな分野の専門家の御意見をお聞きすること。そこには恣意的なものは一切入っていない。有識者会議の先生方にこれらの資料を俯瞰的に見ていただき、幅広い意見が出てくることを期待している。そういうことを踏まえて、最終的に私が、政務と一緒に議論をした上で判断をする。
(これまで長い検証のプロセスを重く受け止めるということか?)
検証のプロセスは12月1日の有識者会議で完了している。その上で3・11をどう受け止めるかを政治家として考えた上で判断したい。必ずしも、数量的な合理性ということだけではあり得ないと思っている。
(一川防衛大臣の進退をめぐる議論について)
コメントする立場にはないので、控えさせてもらうが「なかなか意が伝わらないということがあるんだな」と思う。私は一川さんをよく知っている親しい友人だが、性格は朴訥で、行政経験なども非常に広く深い。しかし、なかなか素晴らしさや、一所懸命取り組んでおられることが伝わらないものなのだな、と。逆に言えば私自身も、しっかりと、緊張して行っていかなければならないと思っている。
カーゴニュース12月13日号
