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物流業界ニュース

富士物流が三菱倉庫と協業で医薬品関連の物流を強化

三菱倉庫の拠点を活用し、新規3PLを受託

富士物流(本社・東京都港区、今泉正道社長)は、親会社の三菱倉庫(本社・東京都中央区、岡本哲郎社長)との協業により、医薬品関連物流を強化する。今秋、三菱倉庫の医薬品専用拠点を活用し、大阪、愛知地区でそれぞれ医薬品、医療衛生材料の新規サードパーティー・ロジスティクス(3PL)案件を受託した。両社は医薬品関連の専門チームを設けて共同営業を進めており、今後は、医療機器物流についても協業に取り組む考えだ。

従来、富士物流では、同社の千里物流センター(大阪府箕面市)で医薬品メーカーの医薬部外品の3PLを手掛けていた。10月から、三菱倉庫の茨木医薬品配送センター(大阪府茨木市)の一部を賃借し、一般医薬品(市販薬)の取扱いを開始。富士物流の人材、在庫管理システム(WMS)を投入し、入出庫、保管、配送を請け負う。

三菱倉庫の茨木医薬品配送センターを活用することにより、富士物流として医薬品への3PL拡大が可能になったもの。千里物流センターをバッファ倉庫と位置付け、同センターの医薬部外品を茨木医薬品配送センターにいったん集約し、国内の得意先に一般医薬品と共同配送する仕組みを構築。メーカーの物流コスト削減に貢献する。

これまで富士物流では、顧客の工場や物流センターに入り込んで3PLを請け負うケースが多かったが、愛知地区で、三菱倉庫の拠点を外部倉庫として活用した医療衛生材料の3PLを受託。顧客の物流センターと三菱倉庫名古屋支店小牧営業所を情報システムで連携させ、輸入品も含めて一元管理し、エンドユーザーに納品する。

富士物流として、医薬部外品・化粧品の物流はこれまでも実績があったが、医薬品については高度な専用施設が必要なため、3PLを拡大できていなかった。30年にわたって医薬品の物流センターを運営してきた三菱倉庫の子会社となったことで、ハード・ソフトの両面で体制が強化され、医薬品関連の3PLの展開に弾みがつきそうだ。

富士物流では景気の影響を受けやすい輸出が主体の荷主の構成比率が高かったが、安定収益確保に向け、医薬品、医療機器など景気に影響されにくい荷主の開拓が課題だった。医薬品、医療機器の物流では、専用倉庫や管理薬剤師など人材への投資を必要とするが、三菱倉庫のインフラを活用できることで、こうしたコストを抑えられるメリットがある。

カーゴニュース12月20日号

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富士物流は、物流・倉庫ソリューションの一括アウトソーシング(3PL)を実現します。