物流業界ニュース
国土交通省政務三役の記者会見
室井邦彦大臣政務官(12日)
[質疑応答]
(昨年末の日本海側拠点港の現地視察について)新潟港、直江津港、伏木富山港に行き、知事、市長、各商工会議所、港湾関係団体、地元国会議員の方々と意見交換をした。港湾の発展のために、国はどのような協力を実際に行ってくれるのかという質問に対しては、求めるばかりではなく、まずは皆さん方の取り組み状況をしっかりとお聞きした上で、規制緩和などあらゆるところで国ができる限りのことは支援をしていきたい、と答えている。細かな要望もあったが、地方整備局との連携、そして市、港湾管理者、県、ここと国土交通省の港湾局とで常に連係プレーをしっかりと取って情報交換して欲しい。ロシア、中国、韓国などとの物流に対しても、アジアは間違いなく経済成長し、伸びるのは間違いないので、物流を制するものが世界を制するということで積極的に頑張って欲しいと言ってきた。予定のつく限り19の選定港は全て現場を見に行きたいと思っている。
前田武志大臣(13日、午前中)
[発表]
今日の閣議で辞表のとりまとめがあった。インド出張では一昨日の夜にニューデリーに着いて、昨日、海運大臣、鉄道大臣、道路交通大臣、計画委員会副委員長というインドの関係閣僚4人と協議をして帰ってきた。アルワリア計画委員会副委員長は政治家ではないが、元財務次官で閣議メンバーでありシン首相の一番の参謀総長というような感じの方だった。12次5ヵ年計画の取りまとめ役で、これは11次に比べると約2倍のボリュームになるという。お国の発展ぶりの基礎になるインフラがずいぶんとボトルネックになっている、その辺の日印の協力関係について、計画的に5年先、10年先までどういうような考えでいるのだと投げかけたところ、そこなんだと、次の5ヵ年計画では倍増させるつもりだけれども、財政的には倍にするのが目一杯。鉄道などについては最小限3・5倍必要なので、日本の協力を仰ぎたいし、PPPという形で民間の知恵と資金を導入してやっていきたいということだった。さっそく、ハイレベルの協議会を作ろうということで一致してロードマップを今からスタートさせようというようなところまでいった。
年末に野田総理が行かれたときに、インフラ関係についてはかなりの話合いが具体的にされていたが、道路関係については今回、覚書の内容に合意した。道路、港湾、鉄道、それも新幹線から、デリー〜ムンバイ間のインダストリアルコリドー、そしてそこの貨物船であるとか港湾とかも含めてフォローした。
新幹線については非常に大きな期待を持っており、特にトリベディ鉄道大臣は熱心に取り組んでおられる。世界の成長のひとつのエンジンがインドだという自負を持っていて、そのエンジンたるべきインドの中における経済の牽引役は、まさしく新幹線を含めて鉄道の整備だということだった。
実は今日が鉄道関係のセミナーだったが、私は閣議に間に合うよう昨日の夜発った。現地には北村国交審、前田国際統括官、JR東日本の社長、JR東海の技術系の専務やメーカーも行って大々的な日印の共催のセミナーを行っており、そこには鉄道大臣が出てプレゼンテーションも行ってくれる。
前田武志大臣(13日、午後)
[発表]
再び国土交通大臣と海洋政策担当大臣を拝命した。初閣議では総理から基本方針が示されて、閣議決定をしたが、その中にも国土交通省として懲り組まなければならない柱が入っている。基本方針を具体的に進めると、(省内できめた)4つの柱、8つの方向になるのかなと思う。
[質疑応答]
(改めて抱負を)2012年を日本再生元年と位置づけ、震災からの復旧・復興、原発との戦い、日本経済の再生に取組むという基本方針の中で、国交省の役割は大きい。エネルギー制約の克服ということでも、「持続可能で活力ある国土・地域づくり」として戦略的にやっていく必要がある。大規模災害の初動対応などでも国交省の持てるポテンシャルを発揮することで、総理の示された方向の実現を加速化させていく。インドに行って海運大臣、鉄道大臣、道路交通大臣、計画委員会副委員長と会ってきたが、我が国の場合は、この4つを全て国交省が兼ね備えているような大きな組織であるわけで、それぞれの分野で自己完結しがちなところを乗り越えて、総合力を発揮したい。
(松原副大臣の入閣について)非常に活躍してくれたので、早速おめでとうと言った。同じ閣内にいるわけだし、相談に乗ってもらいたい。副総理格で入閣した岡田さんが、初閣議の後に「待ったなしの日本の浮沈をかけた重要課題が、いま野田内閣の双肩にかかっている。これを何としてもやりぬくために、野田内閣のチームとしてしっかり政策を実現していこう」と乾杯の音頭を取ったが、これにつきると思う。
(整備新幹線は年度内の着工を目指すのか?)もちろんそういうこと。
(24年という北海道の工期は長すぎないか?)そのうち状況も変ってくるわけで、まずはスタートすること。
カーゴニュース1月19日号
