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物流業界ニュース(物流/運送情報)

JILS「物流子会社懇話会」

 ロジの高度化へ、経営課題を共有 共同化など連携の場≠ニしての機能も

日本ロジスティクス・システム協会(JILS、遠藤信博会長)はロジスティクスの高度化・効率化に貢献するため、「物流子会社懇話会」を主催している。同懇話会は物流子会社のトップが集まる会合で、経営管理全般の問題や課題を取り上げ、その対策や解決方法を参加メンバー間で相互に議論し、意見交換や事例紹介などを行っている。事務局はJILSが務めている。

物流子会社懇話会は1983年に設立。1年単位で活動しており、毎年参加企業を募集しており、今年度で35回目の開催となる。ここ数年は参加企業数が増加傾向にあり、今年度のメンバー企業数は74社となっている。

異業種間での課題共有と情報交換が可能

幅広い業界の物流子会社が参加しており、普段は接点が少ない異業種間であっても、同懇話会の場を活用して相互交流を深めることができる。

参加メンバーは1社2人の登録が可能で、各社の社長と経営幹部(役員クラス)が主となっている。

同懇話会参加の大きなメリットとして、最新の経営課題についての情報交換とともに、各社のトップ同士が直接交流することで、新たな連携への可能性が高まる。経営トップ同士による交流だけに、展開もスピーディーで、これまでも懇話会参加メンバーによる共同化などのビジネスが生まれたいくつかの事例があり、同業・異業種の各社連携の取り組みが成立する場としても機能している。

同懇話会では、4月から翌年3月まで毎月1回、年間11回の会合が行われる(8月は休会)。5月と10月の会合は合宿会合として開催され、合宿会合では、各地の先進的ロジスティクスセンターや物流施設などの見学を行い、生産性や物流品質を向上させるための現場運営の手法などを学んでいる。参加メンバーは7つのグループに分けられる。各グループは10〜11社で構成され、グループ毎に検討テーマを設定し、テーマに関する研究やグループメンバー各社の取り組み事例等の情報交流を行っている。年間11回の会合のうち7回の会合を7グループに割り当てて、各グループは担当月に、グループのメンバー企業全社がテーマに関する取り組み内容の発表を行う。1年間で同懇話会の参加メンバー全社が発表を行うことになる。

会合は、毎回14時から17時の3時間の時間枠で開催している。毎回の会合の前半は、毎回異なるゲスト講師による最新の経済トレンドや物流・ロジスティクスの最新動向など旬のトピックスから専門性の高いテーマについての講演が行われる。講演テーマや講師はメンバーの希望を取り入れながら決める。昨年度の講演は「災害時のロジスティクス、BCP」「物流現場改善の推進と人材育成」「先進企業のロジスティクス改革事例」「KPI活用による物流品質管理と環境改善」他、多様なテーマだった。

後半は、担当グループの研究テーマの発表が行われる。これまでの研究テーマとして「外販の拡大」「業務革新・改善、コスト削減」「経営の見える化の推進」「労働力不足への対応」「物流共同化」等、各社の関心の高い多様なものが取り上げられている。

人材育成分科会を懇話会内に設置

同懇話会内には「人材育成分科会」を設けている。同分科会は、懇話会参加メンバーの人材育成に関するニーズの高まりを受けて設置された。同分科会は参加メンバー企業の人材育成部門の担当者(主に人事・総務部門)で構成されており、毎年30社前後が参加。今年度は28社が登録している。約2ヵ月に1回、毎回3時間のクローズド制(発表内容はオフレコ)の会合で、階層別の教育研修プログラムや評価制度、労務管理などの幅広いテーマについて各社の取組み事例の紹介や意見交換が行われている。参加メンバーは相互に「ギブ・アンド・テイク」の姿勢で臨み、クローズド制としているため、各社のナマの事例や「困りごと」などの具体的な内容が活発に議論されている。

カーゴニュース 9月28日号

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