フィリピン地熱発電所・プラント輸送プロジェクト

第3章 世界を駆け抜ける夢

プロジェクトメンバー紹介
T.O.
A.F.
K.I.
フィリピン・プロジェクト無事完了!

国際輸送への想い

計画より出荷が遅れてしまったため、発電所完成にむけて、緊張の日々が続きました。しかし、さまざまな悪条件のなか、事故ゼロ&貨物の破損ゼロという快挙をなしとげ、すべての輸送を完了!フィリピン地熱発電所・プラント輸送プロジェクトは、07年3月に終了します。プロジェクトを終えた3人の想いは……。

A.F.

これまでの仕事も何度か現地に行きましたが、5ヶ月も滞在するのは、今回がはじめて。輸送業者の事務所に机を借りて、そこで現地の社員に指示を与えながら、仕事を進めていきました。当然、国民性の違い、考え方の違いもあり、衝突することもでてきます。それを話をしながら進めていくと言うことが、面白かったですね。めちゃくちゃストレスにもなります(笑)、いろいろトラブルもあります。だけど、その分面白さも大きいんです。

T.O.

そういう仕事ですから。国や国民性が違うと、同じように対処できるわけではないんです。ひとつひとつに、繊細に対応しなければならない……。3月からは南アフリカに輸送する計画があります。治安も悪いし、これはまた大変。でも、計画を立てるのは楽しいんです。実行するのは、何が起こるかわからないから、大変(笑)。

K.I.

本当に、何が起こるかわからない(笑)。でも、それを想定して、どういうふうに輸送すればベストなのか、どんなふうに対処できるのか、自分自身で組み立てていけるところが面白いところかなと思うんです。

T.O.

それに、輸送というのは、残らないですから。運んで終わりなので、苦労が多いのに、まったく残らない。とっても潔い仕事。下手に残して自慢なんかしないところが、日本人の気質にあっていると思っています。

K.I.

ストイックな仕事なんです(笑)

ダイナミックに計画し、繊細に対処する
スケールが大きい富士物流の仕事

「モノを運ぶ」……。いっけん簡単そうに思える仕事ですが、たくさんのプロセスがあります。特に、今回のように世界をまたに駆けた大掛かりなプロジェクトは大変!現地での綿密な調査からはじまり、利用する港を選び、港に貨物をあげるための機材を調達し、陸上輸送のルートを選択し、計画を立てます。そして、世界各国から調達した資材を船や航空便などで運ぶためにも、通関書類の管理、スケジュールのコントロールと、さまざまな作業が発生します。さらに、港にあげた貨物を現地まで運ぶ陸上輸送では、今回のように橋を補強したり、道路の整備まで必要になってくるケースもあるのです。
そして、そのすべてをマネジメントするのが、富士物流の仕事。世界中の人たち、さまざまな職種の人たちと交渉しながら、ディレクションしていく、高いスキルが試される…、だからこそ、やりがいのある仕事なのです。