1. 【富士物流TOP】
  2. 物流業界ニュース
  3. 2016年1月
  4. 16年度の国内貨物総輸送量は0.4%減と依然水面下

物流業界ニュース

16年度の国内貨物総輸送量は0.4%減と依然水面下

日通総研「貨物輸送の見通し」 一般貨物は1.3%増のプラス傾向

日通総合研究所(宮近清文社長)はこのほど「2015、2016年度の経済と貨物輸送」の見通しを発表した。

それによると15年度の国内貨物輸送量は、前年比0.2%減の47億1780万トンとした。建設関連を除く一般貨物は1.3%増と見られる。消費関連貨物が3.2%増とプラスになるものの、生産関連貨物が0.3%減、建設関連貨物が公共投資の減少などを受け2.6%減と、輸送量を下押しするため全体では0.2%の微減と見込んだ。消費関連貨物については、日用品や食料工業品などを中心に増加し、生産関連貨物は、一般機械や化学工業品が堅調に推移する一方、自動車、鉄鋼、石油製品などがマイナスとなると予測。

15年度の国際貨物は、外貿コンテナ貨物輸送量は15年度が3.4%減、国際航空貨物輸送量は輸出が5.4%減、輸入が3.7%減と予測した。

●16年度の一般貨物は前年度と同じく1.3%増に

16年度の国内貨物輸送量については前年比0.4%減の46万9780万トンと予測した。消費関連貨物が0.6%と微増、生産関連貨物が2.0%増とプラスになるものの、建設関連貨物が3.3%減となり、全体では0.4%の微減。生産関連貨物では一般機械、化学工業品、鉄鋼に増加が見込まれる一方、自動車、石油製品などで引き続きマイナスが予測されるため、全体では2%程度の伸びにとどまる。建設関連貨物については、住宅投資が堅調に推移するものの、公共投資の減少により全体では3%台のマイナスとなり総輸送量を大きく下押しすると見られる。こうしたことから総輸送量は0.4%減と水面下の推移が続くと予想したが、建設関連貨物を除く一般貨物については15年度と同じく1.3%の増加を見込んだ。

●16年度はJR貨物、国内航空は増加へ

国内貨物輸送の見通しを輸送機関別に見ると、営業用トラックは15年度の1.1%増に対して16年度は0.9%増と2年連続のプラスと予測。消費関連、生産関連の一般貨物が後押しした。JR貨物は15年度の2.3%増から16年度は2.0%増へと予測した。モーダルシフトの追い風を受け、コンテナは15年度が3.2%増、16年度が3.0%増と好調に推移すると予想。一方、車扱は0.1%増に対し0.8%減とほぼ横ばいを予測した。また内航海運は建設関連貨物が減少する一方、鉄鋼が増加し1.1%減から0.0%減と横ばい。国内航空は民需の回復を受け0.3%減から16年度は1.3%増を見込む。

●国際貨物は16年度にプラス転換

国際貨物については、16年度はプラスへの転換が見込まれる。外貿コンテナ貨物では、輸出は増加に転じるものの中国経済の減速の影響を受け0.9%の微増、輸入は個人消費、設備投資の改善を受け小幅ながら1.6%増を見込む。輸出入ともに15年度のマイナスからプラスに転じる。

国際航空貨物も、15年度のマイナスからプラスへ転換する。輸出は自動車部品の堅調な推移と、その他の機械類の回復によりプラスとなり1.6%増、輸入は消費財と生産財(部品類)が持ち直し、1.0%増と5年ぶりのプラスに転換すると予測する。

●16年度1〜3月の運賃、料金はプラス基調続く

貨物輸送量の見通しとあわせて、運賃、料金の実績と見通し(動向指数)の速報値も発表された。それによると、16年1〜3月の見通しは内航コンテナ、RORO船を除いた全モードでプラス基調を維持した。特積みトラックは15年7〜9月実績が「13」、10〜12月実績が「12」、16年1〜3月見通しが「11」と2ケタ水準を保ち、一般トラックも同様に15年7〜9月実績が「13」、10〜12月実績が「12」、16年1〜3月見通しが「10」と2ケタの推移となった。また鉄道コンテナは15年7〜9月実績が「1」、10〜12月実績が「2」、16年1〜3月見通しが「4」と上昇傾向を示した。

カーゴニュース 1月14日号

powered by cargo news

富士物流は、物流・倉庫ソリューションの一括アウトソーシング(3PL)を実現します。