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物流業界ニュース

事故調査委が2件のトラック事故で国交省に報告書

運転適性診断による指導や、疲労を報告しやすい職場環境などを求める

7日、国土交通省から事業用自動車事故調査委員会より提出された「事業用自動車事故報告書」が公表された。今回は(1)14年10月22日に新東名の引佐連絡路富幕山トンネルで発生した、大型トラック4台の多重追突事故(2)14年11月27日に犬山市の国道41号線でガソリンを積載したタンク車が乗用車に追突して合計9台の車両が関係する多重追突事故になった件。

【新東名の多重追突事故】

事故調査委員会は原因を脇見運転していたドライバーにあり、しかも運転者の適性診断結果でもこうした問題は指摘されていたとして、再発防止策として「事業者は、運転者の適性診断結果の指摘事項を日常的に自覚させ、改善する」よう求めている。

今回の事故原因は、大型トラックの運転者が渋滞情報を得るためにラジオを操作し、脇見運転したことにより、渋滞のために停止していた別の大型トラックに気づくのが遅れ、しかも時速91キロメートルで走行していたことから、ブレーキによる制動が間に合わず追突したと考えられるとした上で、「当該事業者において、同運転者の適性診断結果として指摘されていた運転特性に対する指導が不十分であった」結果が事故につながった可能性が考えられるとしている。

この運転者は14年1月にも追突事故を起こしており、運行管理者は「脇見運転や速度超過などについて個別指導を行った」としているが、指導記録は実施日と運転者名が記載されているだけで、適性診断で注意を有する項目についての指導状況は確認できなかった。このため、事故調査委員会では「運転特性を自覚させるまでの指導が不十分だった」としている。

【国道41号のタンク車追突事故】

事故原因はタンク車の運転者が疲労と睡眠不足で休憩場所を探しながら走行していた時に、赤信号で減速しようとしていた乗用車に気づくのが遅れて追突したため。

再発防止策としては、運行管理者に対し点呼における健康状態把握と運転が可能か否かを判断することを求めているほか、運転者が疲労状態を報告しやすいような職場環境を整備することを求めている。

カーゴニュース 2月18日号

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