1. 【富士物流TOP】
  2. 物流業界ニュース
  3. 2016年5月
  4. 1ー3月の荷動き指数は「△11」で8期連続マイナス【日通総研短観/3月調査】

物流業界ニュース(物流/運送情報)

1ー3月の荷動き指数は「△11」で8期連続マイナス【日通総研短観/3月調査】

「運賃はゆるやかな上昇基調」佐藤主任研究員 日通総研短観/3月調査

日通総合研究所(本社・東京都港区、宮近清文社長)がこのほど発表した「企業物流短期動向調査(日通総研短観)」3月調査によると、1―3月実績(見込み)の国内向け出荷量「荷動き指数」は、前期(15年10―12月)実績から9ポイント低下し、「△11」となった。4―6月見通しは6ポイント改善するが「△5」と水面下にとどまり、足元において荷動きの盛り上がりは期待しづらい状況といえる。また、4―6月の運賃・料金の動向指数は、ゆるやかながら上昇基調に変化はないと見込んだ。

●4―6月の荷動きは若干改善、12業種で改善が見込まれるがプラスは6業種のみ

同調査は3月初旬に荷主企業2500社を対象に調査し1072社から回答を得た(回答率42.9%)。それによると、1―3月実績(見込み)の国内向け出荷量「荷動き指数」は「増加」が前期(15年10―12月)実績から3ポイント低下し19%、「減少」は6ポイント上昇し30%となった。これにより荷動き指数は9ポイント低下して「△11」となった。
 4―6月見通しの出荷量は「増加」が前期から横ばいで推移し、19%となる一方、「減少」が6ポイント低下し24%となった。その結果荷動き指数は」6ポイント上昇して「△5」と見込んだ。
 業種別の荷動き指数を見ると、1―3月実績(見込み)が全15業種中12業種で前期よりも悪化。パルプ・紙、精密機械がプラスとなり、残り13業種がマイナスだった。4―6月見通しでは12業種で改善が見られ、パルプ・紙がゼロ水準に下降する一方、生産財卸、消費財卸など5業種がプラスに浮上する。ただしプラスの業種は6業種のみで、1業種がゼロ水準、8業種がマイナスとなる見込み。
 25日に本社で会見した佐藤信洋経済研究部担当部長・主任研究員は「1―3月がマイナス11となり荷動き指数は8期連続のマイナスが続いている。荷動きの盛り上がりが期待しづらい状況にある」と述べ、「4―6月は6ポイントの改善を見込んでマイナス5を予測したが、このたびの熊本地震の影響により、今後はさらに下振れる可能性がある」と語った。

●1―3月、4―6月の利用動向指数は全輸送機関でマイナス

国内輸送機関別の利用動向を見ると1―3月実績は全輸送機関が前期より悪化し、全機関でマイナスとなった。4―6月見通しは一般トラック、鉄道コンテナ、内航コンテナ・RORO船では改善するが特積みトラック、国内航空で横ばい、宅配便では悪化した。利用動向指数は引き続き全機関でマイナスを見込む。

●4―6月も運賃・料金動向は、ゆるやかながら上昇基調

運賃・料金の動向では、1―3月実績(見込み)の動向指数は、鉄道コンテナが前期から横ばいに推移するものの、その他の機関では低下した。4―6月の動向指数見通しは、一般トラック、特積みトラック、国内航空で上昇する一方、鉄道コンテナ、内航コンテナ・RORO船で横ばいとなり、倉庫保管料では低下する見込み。この結果内航コンテナ・RORO船で動向指数がマイナスにとどまる以外は残り5機関でプラスを維持。ゆるやかながら運賃・料金の上昇基調が続くと見込んだ。佐藤主任研究員は「燃料価格が前年比で下落するなか、上昇基調はややマイルドになっている」とした。

●4―6月の物流コスト指数は業種全体でプラス12だが、やや一服感

売上高に対する物流コスト割合の動向については、業種全体の動向指数は1―3月実績が「+10」、4―6月見通しが2ポイント上昇して「+12」となる見込み。物流コスト割合の上昇圧力は依然として強いが、一服感も見られる。

カーゴニュース 4月28日号

powered by cargo news

富士物流は、物流・倉庫ソリューションの一括アウトソーシング(3PL)を実現します。