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物流業界ニュース(物流/運送情報)

東京都トラック運送事業協連、「運賃動向アンケート」

収受運賃「低い」の回答合計が8割、ドライバー不足さらに厳しく

東京都トラック運送事業協同組合連合会(東ト協連、古屋芳彦会長)は10月21日、組合員を対象にした「運賃動向に関するアンケート調査結果」を公表した。前回の調査同様、ほぼ8割強の事業者が希望する運賃を収受できていないことが明らかになった。また、厳しい経営環境下でも6割弱の事業者が荷主との運賃交渉をできておらず、交渉したいができない状況が続いていることがうかがえる。

同調査は運賃動向を把握することを目的に年2回定期的に行っており今回は25回目となる。東ト協連に加盟する40組合から組合員200社を選定し、前回までの設問とほぼ同一の内容でアンケートを実施、171社から回答があった(回答率85.5%)。

●希望運賃よりも「低い」が80%超える

現行の収受運賃が希望する運賃に比べて「少し低い」と答えたのは45.6%で最も多く、「低い」と合わせた回答が76.0%、「極めて低い」が7.6%となり、これらを合わせた83.6%が現在の運賃は「低い」としているのがわかった。

希望する運賃の上げ幅は「5〜10%未満」が最も多い36.1%。次に多いのが「10〜15%未満」で35.3%だった。「5%未満〜15%未満」が全体の78.9%と8割近くになり、希望運賃を収受できていない状況がうかがえる。

●6割強が運賃交渉をできていない

それに対して、直近の半年間で運賃交渉を行った事業者は34.5%だった。前回(34.4%)よりも0.1ポイント増加しているが、1年前(33.7%)の調査と比べると0.8ポイントと上回った。「交渉していない」「今後交渉する」という回答は65.0%あり、前回(65.6%)と比べ0.6ポイント後退している。6割以上の事業者が厳しい経営環境下でも交渉したいができない状況が続いているようだ。

●交渉後も運賃が「変わらない」は5割以上

また、運賃交渉の結果「値上げできた」が35.6%で、前回(33.9%)より1.7ポイント増加した。交渉しても「特に変わらない」は52.5%で、前回よりも1.1ポイント減少し、改善の数値は示しているが過去5回の調査においては2番目に低い数値を示しており、交渉後も運賃が変わらない傾向が続いている様子だ。

●荷動き回復の兆しは見えにくい

最近の荷動きの状況について、「ほとんど変わらない」が55.0%と最も多く、前回を3.3ポイント下回った。『悪くなった』(「悪くなってきている」+「かなり悪くなった」)は35.0%で前回を7.4ポイントと大幅に上回った。「かなり活発になった」は0.6%で前回と同率で、「活発になってきた」は9.4%で前回を3.5ポイント下回った。前回同様、荷動きは低調で回復の兆しが見えにくいようだ。

●ドライバー不足の慢性化が続く

ドライバー不足は前回同様に慢性化が続いているようだ。運転者が「少し足りない」「かなり不足している」「完全に不足している」との回答を合わせると61.4%となり、前回(64.4%)より3.0ポイント下回ったものの、運転者不足が慢性化している状況がうかがえる。

●ドライバーの高齢化がうかがえる

ドライバーの平均年齢は、「46歳〜50歳」が29.8%で最も多く、「51〜55歳」の25.7%、「41〜45歳」の24.0%が続いた。その次に「56〜60歳」が10.5%、「36〜40歳」が7.6%、「その他(60歳以上)」が1.8%の順となった。前回同様、ややドライバーの高齢化がうかがえる。

カーゴニュース 11月8日号

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