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物流業界ニュース(物流/運送情報)

成田空港貨物地区の荷主見学会が好評 JAFA/BIAC

実際の上屋作業を視察、航空貨物取扱いの改善につなげる

航空貨物運送協会(JAFA・伊藤豊会長)と国際航空貨物航空会社委員会(BIAC・山村毅会長)が共同で企画する成田空港貨物地区の荷主見学会が好評だ。今年も10月に開催されたが、募集人数の24名を上回る応募があり、抽選の後、半導体や産業機械、精密機械などの大手メーカー・卸から23社、28名が参加した。

荷主見学会はぜい弱梱包の改善と危険物貨物の荷主責任の啓もうを目的に、2003年ごろから開始。航空会社およびフォワーダーの上屋でハンドリング業務を実際に見て、航空貨物取扱い上の問題点や改善の必要性への理解を深めてもらうことを狙い、企画したされた。当初は、貨物のモニタリングを行い、不適切梱包の改善を荷主に要望・提案していただけであったが、その後梱包の優良荷主を訪問し感謝状を贈呈するなどの活動を加えながら見学会を実施していたが、14年からは、より多くの荷主企業に航空貨物の現場を知ってもらおうと参加を一般公募へと切り替えた。同時に、多くの荷主企業が興味を持つよう見学会の内容も刷新。上屋の見学に加えて、14年にはマレーシア航空、15年には日本航空のフレーター機の貨物室視察も企画した。

今年はフレーター機のスケジュールが合わず貨物室の見学は実現できなかったが、新たに立入制限区域である滑走路内のバス見学を盛り込んだ。当日は、日本航空第5上屋で輸出貨物の搬入から積み付け、計量など航空機搭載までの流れを見学した後、立入制限区域をバスで移動。空港会社の会議室で同社職員から成田空港における航空貨物の現況と今後の取り組みについて説明を受け、空港外の郵船ロジスティクス倉庫で貨物ハンドリングの様子や輸出貨物のULDビルドアップ作業などを視察した。

JAFAの松下元紀・事務局次長は「実際の現場を見ていただいて梱包や危険物の取扱いなどの出荷業務に活かしてほしい」として、次年度以降も見学会のさらなる充実に意欲を示す。回数についても、一度に参加できる人数が限られるため「希望者多数の際には年複数回の開催も検討してもいいのではないか」という。

見学会には成田空港も全面協力し、空港会社としても「成田の高いハンドリング品質を知ってもらうことで、さらなる活用につなげてほしい」と期待を寄せる。

JAFAとBIACでは今年から、「成田空港フォークリフト&ビルドアップ競技会」にも協賛し、今年10月6日の大会当日には両団体の会員会社らも見学に訪れた。BIACの松永弘之・マレーシア航空貨物営業部日本地区統括本部長は「現場を見る機会のない社員が競技を見学できたことは非常に大きな意味を持つ。たとえば積み付け指示書なども、より現物をイメージして作成できるようになる」と歓迎。松下氏も「開催様式を変える必要があるかもしれないが、荷主企業も見学できるようになればメリットは大きいのではないか」と話す。

カーゴニュース 11月17日号

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