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物流業界ニュース(物流/運送情報)

産業車両協会が「IoT活用のSCシステム構築調査」報告会

 「輸送の結節空間≠ヘ生産性向上の重要ポイント」志岐会長

日本産業車両協会(JIVA、志岐彰会長・ユニキャリア社長)は3日、東京・千代田区の経団連会館で「IoTを有効活用した全体最適なサプライチェーンシステムの構築調査事業」報告会を開催した。同調査は経済産業省の2016年度IoT推進のための新産業モデル創出基盤整備事業に基づき、同省の委託により実施された。報告書は3月上旬に経産省に提出される予定。

開会にあたって挨拶に立った志岐会長は、「物流をとりまく環境がニーズの多様化や労働人口減少によって変化する中で、生産性向上が重要な課題となっている」と述べ、「物流において輸送と輸送を結び付け、つなぎ合わせる結節空間≠ヘ生産性向上のために重視しなければならないポイントとなる。今回の調査では、結節空間≠ニして位置づけられる物流施設を対象に、トラックによる入荷作業を中心に実態調査を行った。今回の調査では、その部分での課題を把握するとともに、具体的な解決策を提示することで、IoTやロボットを有効活用した全体最適なサプライチェーンシステムの構築を目指す道筋を提言する」と述べた。

続いて、経産省商務流通保安グループ物流企画室の勝尾嘉仁室長補佐が、「全体最適なサプライチェーン構築へ向け、今回実施された調査事業は画期的な意義を持つ」と挨拶した。

その後、産車協の高瀬健一郎専務理事が、調査概要について報告し、「日本が目指す『超スマート社会』を実現するため、IoTをはじめロボットやAI等先端技術を導入し、物流の抱える課題に対処すべき」とした。続いて、「IoTを活用した全体最適なサプライチェーンシステムの構築検討委員会」の吉本一穗委員長・早稲田大学教授が調査総括を発表した。吉本委員長は「生産性向上に向けて、インフラの発展・技術の発展・コストの明確化の3方向から考えなくてはならない」と指摘。「IoTやAIおよびロボットの物流への利用やRFIDのさらなる活用、物流情報システムの発展とともに、パレットサイズの統一やインフラ化、データの標準化、5G(第5世代移動通信システム)の物流への利用を進めることが重要。加えて運賃・料金に重量・距離のTK(トンキロ)から、時間・スピードを考慮したTKT(トンキロタイム)へと意識を転換すべきだ」と説明した。

カーゴニュース 3月9日号

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