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物流業界ニュース(物流/運送情報)

8割強が希望運賃収受できず、運賃交渉できにくい状況続く

 東京都トラック運送事業協連の「運賃動向アンケート」

東京都トラック運送事業協同組合連合会(東ト協連、古屋芳彦会長)は組合員を対象にした「運賃動向に関するアンケート調査結果」を公表した。前回の調査同様、8割強の事業者が希望する運賃を収受できていないことが明らかになった。

また、6割強の事業者が荷主との運賃交渉ができておらず、交渉したいができていない様子がわかった。運賃交渉を行った事業者のうち6割弱が「交渉したが特に変わらない」という回答だった。希望する運賃のアップ率は「5〜15%未満」と回答した事業者が8割弱あり、運賃値上げの厳しさがうかがわれた。

同調査は年2回行っており、今回は26回目。東ト協連に加盟する40組合から200社を選定し、前回までの設問とほぼ同一の内容でアンケートを実施、169事業者から回答があった(回答率85.5%)。

●85%が希望運賃よりも「低い」と回答

現行の収受運賃が希望する運賃よりも「少し低い」と答えたのが46.7%で最も多く、「低い」「極めて低い」と合わせた回答が85.8%で前回の83.6%を2.2ポイント上回った。9割近くの事業者が現行の運賃が「低い」としていることがわかった。

希望する運賃の上げ幅は「5〜10%未満」が39.3%と最も多く、次に「10〜15%未満」(32.4%)だった。「5〜15%未満」が78.6%となり、運賃値上げの厳しさがうかがわれた。

●6割強が「運賃交渉をできていない」

一方、最近半年間で「運賃交渉を行った」事業者は34.3%で、前回(34.5%)より0.2ポイント下回った。「交渉していない」「今後交渉する」が65.1%となり、前回(65.0%)、前々回(65.6%)に続き、6割強の事業者が運賃交渉をできていない状況が続いているようだ。

運賃交渉を行った事業者のうち、実際に「値上げできた」と回答したのは31.0%で前回(35.6%)よりも後退し、過去5年間で1番低い数値となった。また、「特に変わらない」が56.9%で前回(52.5%)より4.4ポイントと大幅に増加し、「値下げにあった」が6.9%で前回(6.8%)よりも0.1ポイント増加し、運賃交渉ができにくい状況がうかがわれた。

●ドライバー不足の慢性化が続く

ドライバーの充足状況については、「十分充足している」「ほぼ充足している」を合わせると34.4%で前回(37.4%)より3ポイント下回り、「少し足りない」「かなり不足している」「完全に不足している」を合わせた「不足」が65.6%で前回(61.4%)を4.2ポイントと大幅に上回っており、ドライバー不足は慢性化し、ますます深刻化していることがうかがわれる。

ドライバーの平均年齢は、前回調査と同じく「46歳〜50歳」が36.1%で最も多く、前回より6.3ポイントと大幅に上回った。次いで「41歳〜45歳」が24.9%で前回より0.9ポイント増加、次に「51歳〜55歳」が20.7%で前回より5.0ポイント減少した。総体的にドライバーの高齢化がうかがわれた。

●荷動きには上昇基調が出てきた

荷動き状況については、「かなり活発になった」が1.2%で前回を0.6ポイント上回り、「活発になってきた」が15.4%で前回より6.0ポイント上回った。一方、「悪くなってきている」「かなり悪くなった」を合わせた回答が30.2%となり、前回(35.0%)より4.8ポイントと大幅に下回った。荷動きに上昇基調が見え始めているものの、「ほとんど変わらない」が52.1%となり前回(49.1%)より3ポイント増加していることから、活発になったとするほどの回復はしていない様子だ。

カーゴニュース 4月4日号

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