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  4. 【東京港】コンテナ車両待機場、入場のために“待機”の列も

物流業界ニュース(物流/運送情報)

東京港 コンテナ車両待機場、入場のために“待機”の列も

 初日からシステム障害、ターミナルも到着待ち

海上コンテナ車両の路上待機をなくすため、東京港大井コンテナふ頭に設置された大規模待機場が3月28日夜からオープンした。待機場の運用にITを採り入れた日本初の取り組みで、専用の「ドライバーズカード」とETCを活用した入退場システムを導入。コンテナターミナルへの誘導指示はドライバーの携帯電話やスマートフォンにメールで通知し、ETC車載器と読み取り機で入退場動静を把握し、待機台数と待機時間を可視化するのが特徴だ。しかし、オープン直後からシステム障害が発生し、待機場に入場するために4〜5キロメートルの“待機”の列が伸びるなど混乱のスタートとなった。

東京都港湾局では、コンテナターミナル前の道路に設置された「待機レーン」に並ぶ海上コンテナ車両が「公道」にはみ出さないよう、500台を収容できる待機場を新設。トライアル運用では、実入搬入・空搬出・空搬入については原則、車両待機場を経由してからターミナルに向かい、実入搬出のみ従来どおり直接待機レーンに並ぶこととした。

28日夜8時から車両の入場が開始されたが、初日からシステム障害が発生。「ドライバーズカード」をかざして整理券を受け取る発券機も作動せず、待機場の運営主体である東京港埠頭のスタッフがマニュアルで対応した。周知不足で直接、ターミナルに向かってしまう“割り込み”車両もあった。

システム障害のため5つの入場レーンのうち1つしか開けず、また、マニュアルでの整理券発券に手間がかかり、入場が混雑。入場待ちの車両の列が国道357号線を折り返し、4〜5キロメートルも延長。道路が混雑し、「待機場ができて渋滞が解消すると聞いていたのに話が違う!」と激怒するドライバーもいたという。

実入搬入・空搬出・空搬入については、たとえターミナルが空いていても、いったん車両待機場に入場し、整理券を受け取らなければならないのはルール。待機場の入場に時間がかかり、ターミナル側も車両の到着を「まだか」と待つアイドルタイムが発生。実入搬入の締め切り時間に間に合わないケースもあった。

なお、待機場にはトイレや自販機が設置され、地方から東京港に来るドライバーは夜間に待機場に入り、朝まで休息できるため労働環境を改善できる期待もある。一方、公道での渋滞は解消されても待機そのものは解消されないことや、ドライバーへのスマホへのメール通知の危険性等についてトラック事業者からの反発も依然としてある。

カーゴニュース 4月4日号

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