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物流業界ニュース(物流/運送情報)

ドライバー、「不足」が7割 大ト協景況感調査

 HPに人材確保特設ページ

大阪府トラック協会が実施した「トラック運送事業者における景況感調査」の結果、回答した企業の約7割が現状、先行きともにドライバー不足であることが分かった。採用状況については増加傾向が見られず、人材確保に苦戦している状況がうかがえる。大ト協では5月15日に、ホームページに「人材確保対策特設ページ」を開設するなど会員の人材確保支援に本格的に乗り出した。

景況感調査は、全日本トラック協会(星野良三会長)の同様な調査を参考に、大ト協独自の調査として初めて実施したもの。2017年1月から3月にかけて理事を務める企業100社に調査表を送付し、45社から回答を得た。

調査項目のうちドライバーの過不足状況に関しては、「不足」と回答した企業は今期で35.6%、先行きで40.0%、「やや不足」はそれぞれ37.8%、33.3%、「適当」はいずれも26.7%。「やや過剰」「過剰」は今期、先行きともにゼロだった。

採用状況では、前年同期比で55.6%、前期比で53.3%、先行きについては40.0%が「変わらない」と回答。前年同期比、前期比、先行きいずれも「やや減少」「大幅に減少」の合計は「大幅に増加」「やや増加」の合計を上回り、ドライバー不足解消の兆しが見えない状況にある。

大ト協では将来的な人材確保対策の取り組みを強化しており、昨年12月に府が製造業、運輸業、建設業の人材確保と業界・企業のイメージアップを図るために発足した「大阪人材確保推進会議」に参画。今年1月25〜27日には、トラック業界の魅力を伝えるため、中学2年生を対象とした職場体験を実施した。

「大阪人材確保推進会議」が実施している、各種セミナーや講演会の情報を会員に発信するため、ホームページに「人材確保対策特設ページ」を設置。厚生労働省の雇用関係助成金、全ト協のインターンシップ導入促進支援ページのリンクも張り付けている。

就職困難者の就職から定着までの専門的支援のほか、「働き方改革」の拠点施設として、とくに製造業、運輸業、建設業の中小企業の人材確保支援を実施するために、5月8日にリニューアルオープンした「OSAKAしごとフィールド」についても特設ページで閲覧できる。

なお、景況感調査では、一般貨物分野で営業収入、営業利益の先行きについて、回答企業の26.7%が「やや減少」としているのに対し、運賃・料金の水準は73.3%が「横ばい」と回答しており、「大幅に増加」はゼロ。将来的な人材確保に必要な原資となる運賃・料金上昇への期待はまだ薄いとみられる。

カーゴニュース 5月25日号

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