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  4. 【話題】通関連、通関士専門研修で化学品関連講座が充実

物流業界ニュース(物流/運送情報)

話題 通関連、通関士専門研修で化学品関連講座が充実

化学品は貿易貨物の中で日常的には馴染みが薄く、その関税分類には専門性の高い知識を要する。日本通関業連合会(鈴木宏会長)では、通関士専門研修で「化学の基礎」「化学工業産品の関税分類」「プラスチック・ゴム製品の関税分類」の3科目をそろえ、化学品関連の講座の充実を図っている。

一般的に、化学品は構造式を見ただけで拒否反応を示したり“亀の甲アレルギー”などと言われ敬遠されがちな分野。しかし、化学品は化学工業、医薬品等その他の工業用原料として重要な貿易貨物に位置付けられる。

有機化学品には覚醒剤取締法、麻薬及び向精神薬取締法、モントリオール議定書等による輸入規制、医薬品、医療機器法(旧薬事法)、毒物及び劇物取締法の規制に該当する品目もあり、輸入時には注意が必要で、通関士には高い専門知識が求められる。

当初の講座は化学品全般を対象とした「化学工業産品の関税分類」のみだったが、2011年度に化学品の分類に必要な基本的事項と基本知識の理解に重点を置いた「化学の基礎」を、14年度には特定製品分野の「プラスチック・ゴム製品の関税分類」を開講した。

とくに「化学の基礎」の教材では、高校生が学ぶ程度の内容について、可能な限り平易に記述し、その内容についても化学の基礎的事項と応用の製品まで広範囲に化学の知識を身に付けられるように編集されている。

10年度以降、累計の受講者数は「化学の基礎」が816人、「化学工業産品の関税分類」が580人、「プラスチック・ゴム製品の関税分類」が331人で、安定的に受講需要があるという。

東京、横浜、成田、名古屋、大阪、神戸の6ヵ所で開講しており、各地区通関業会の会員企業では「通関士」もしくは「10年以上の経験を有する通関業従業者」が受講対象となり、非会員企業でも「通関士試験合格者」であれば受講が可能となっている。

カーゴニュース 5月30日号

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