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物流業界ニュース(物流/運送情報)

横浜はしけ協組 リーファーコンテナの輸送を拡大

 ドライバー不足でバージに注目

横浜はしけ運送事業協同組合(飯泉牧太郎理事長)では、東京湾内次世代コンテナバージ「グリーンシップ」の対象貨物をリーファーコンテナに拡大する。1日、バージに発電機を搭載してリーファーコンテナに給電する方式で、東京港青海ふ頭から横浜港本牧ふ頭まで輸送した。リーファーコンテナの輸送は初めてだが、日本最大の人口をバックに持つ東京湾岸部では輸入食材を中心にリーファーコンテナの旺盛な輸送需要が見込まれることから、今後は積極的に取り扱いを増やしていく方針だ。

第1弾として、米国から輸入された加工用冷凍野菜を積んだOOCLのリーファーコンテナ20基を輸送した。フラットラックに設置したボックスタイプの発電機をリーファーコンテナとともに積載する方式を採用。冷凍冷蔵貨物を扱う荷主からの反響も大きく、以降、OOCLでは英Aggreko(アグレコ)社の発電ユニット(20ftコンテナに収容)をリースし、これを給電に利用するという。

「グリーンシップ」は40ftコンテナを84基積載することが可能で、バージ4隻、プッシャーボート3隻の体制で東京湾内を運航。横浜、川崎、東京、千葉を週18便のサービスで、東京〜横浜間の所要時間は約2時間。コンテナドレージ車両約80台分を一度に大量輸送でき、CO2排出量を陸送比で85%削減するほか、ゲートでの混雑も回避できる。昨今のトラックドライバー不足でバージの活用に再び注目が集まっている。

京浜港は冷凍冷蔵貨物の取り扱いの一大拠点となっており、また、川崎・東扇島には冷凍冷蔵倉庫が集積している。リーファーコンテナの輸送需要はあるが、陸送する際に必要なMGセット(発電システム)を備えたシャーシが少ないため、運送会社が追加料金を貸しているケースもある。また、冷凍冷蔵倉庫への配達は近場で手待ち時間が長いことから敬遠されがちで、バージでの大量輸送の潜在的需要は大きい。

「グリーンシップ」は就航から10年が経過し、2016年度の輸送実績は5万6083TEUとなり、ピーク時の12年度から約半減。近年、輸送実績は減少傾向にあるものの、母船の大型化やアライアンスの加速により寄港の集約が予想され、湾内フィーダーは港の「機能」として不可欠で、ドライコンテナのみならず、今後はリーファーコンテナや危険物への対応も求められる。

カーゴニュース 8月15日号

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