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物流業界ニュース(物流/運送情報)

政府 CYカットルール見直しへ

 貿易円滑化と渋滞解消目指す

政府は、港湾のコンテナヤード(CY)ゲートでのトラック渋滞の解消と海上コンテナ貨物輸出の円滑化を図るため、CYへの貨物搬入の締め切りを、後ろにずらすことを検討している。現行のCYへの搬入締め切りは、北米・欧州向けの貨物では本船入港の3日前(72時間前)までに搬入することルール(CYカットルール)となっている。官邸に設置された貿易手続き等に係る官民協議会では、このルールを見直し、1日前または48時間前の搬入に後ろ倒しする2案を検討しており、今年度末までに結論を出す予定としている。

現在、北米・欧州・中国などは、船積み24時間前までに積荷情報を要求している(24時間ルール)。それを受け、わが国では北米・欧州向け貨物は本船入港3日前までにCYへ搬入することを船社ルールとしており、24時間ルール適用前と比較して貨物のリードタイムが2日伸びている。また、米国へ送信する積荷データを船社が代行入力する作業が発生する場合も生じているため、3日前に貨物搬入と情報提出が必要になっている。

協議会では、書類のカットは4日〜48時間、貨物のカットは1日前のように、積荷情報と貨物のカットタイムを分離している諸外国の例や、荷主が正確な積荷情報と送信することで、船社側がデータの修正を行うことなく相手国税関に積荷データを送信することが可能であれば、カットタイムを48時間に設定することも可能とする議論があった。

それに対して「CYカットルールにより、ある企業では1日約50億円、2日で約100億円分の在庫が寝ており、狭いヤード内で貨物が寝ているのが混雑の原因になっている」という声が上がっていた。また、港頭ではトラックの慢性的な渋滞が発生しており、東京港では、列に並び始めてからゲートアウトまで1時間以上を要する場合もある。CYの限定的なオープン時間(8時30分〜16時30分が基本)をはじめ、入出荷時間の集中、ゲート入口での書類確認作業などが渋滞要因になっているとの指摘もあった。

カーゴニュース 1月30日号

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