1. 【富士物流TOP】
  2. 物流業界ニュース
  3. 2018年2月
  4. 国交省 健康起因事故防止セミナー開催

物流業界ニュース(物流/運送情報)

国交省 健康起因事故防止セミナー開催

 脳疾患対策ガイドラインを近く策定

国土交通省は8日、「プロドライバーの健康管理・労務管理の向上による事故防止に関するセミナー」を東京都新宿区の損保ジャパン日本興亜本社ビルで開催した。

同セミナーは、健康起因事故防止に向け、脳MRIスクリーニング検査の受診促進や、健康管理・労務管理に有効な取り組みを紹介する内容。当日は物流企業の人事・労務担当者を中心に約200人の聴衆が参加し、会場は満員となった。

セミナーの冒頭、国交省自動車局安全政策課安全監理室の大森隆弘室長が挨拶に立ち、「自動車運送業において脳血管疾患による健康起因事故が増加している現状がある。それを踏まえ、自動車運送業での脳血管疾患対策ガイドラインを策定中で、近日中に公表する予定だ。事業者の方々にはガイドラインを有効活用していただき、脳MRIスクリーニング検査の実施など健康起因事故の抑制に向けた取り組みをさらに進めていただければありがたい。医学的知見を持つ関係者との連携も図り、健康起因事故の抑制に努めていく」と表明した。

セミナーは大原記念労働科学研究所の酒井一博所長による基調講演からスタート。「事故防止には、スクリーニング検査の実施などによるドライバーの健康管理が重要だ。それに加えて、労務管理も非常に大きな役割を担っている。厚労省による健康起因事故と過労死が起きた事案についての調査報告が10月ごろに公表予定だが、勤務パターンとの関連性が指摘されている」と述べ、「国交省と厚労省が連携した取り組みを強化することが重要だ」と強調した。

続いて、国交省自動車局安全政策課の佐藤雅課長補佐が、健康起因事故防止に向けた行政の取り組みと、近日策定されるガイドラインでは、@脳血管疾患の概要A疾患の早期発見のための脳MRI検査の概要B脳健診の結果を受け必要となる精密検査や治療の実施方法C脳健診、精密検査、治療の結果を踏まえた対応――などについて、事業者が取り組みやすいように具体的に提示していると説明した。

その後、帝京大学医学部主任教授の大久保孝義氏による血圧管理の重要性をテーマにした講演を行った。さらに、健康管理・労務管理の具体的取り組み紹介として、神姫バス・バス事業部次長の切原慎治氏、安全運行サポーター協議会の北島洋樹氏・同新藤幹雄氏、リオス移動体ビジネス事業部・東日本営業グループ長の近藤正浩氏が講演を行った。

カーゴニュース 2月15日号

powered by cargo news

富士物流は、物流・倉庫ソリューションの一括アウトソーシング(3PL)を実現します。