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物流業界ニュース(物流/運送情報)

東ト協連「運賃動向アンケート」8割強が希望運賃を下回る

運賃交渉できない状況が続く

東京都トラック運送事業協同組合連合会(東ト協連、石川和夫会長)は組合員を対象にした「運賃動向に関するアンケート調査結果」を公表した。同調査は、近時の運賃動向の把握を目的に年2回実施しており、今回で28回目となる。東ト協連に加盟する40組合から200事業者を選定し、前回までの設問とほぼ同一の内容でアンケートを実施、164事業者から回答があった(回答率82.0%)。調査結果によれば、今回も8割強の事業者が希望する運賃を収受できていない状況が続いていることが明らかになった。

8割が希望額より低いと回答

現行運賃が希望する運賃に比べ「少し低い」と答えたのは41.5%で最多だった。また、「極めて低い」「低い」「少し低い」と回答した事業者の合計は82.3%となり、前回より4ポイント下がったものの、依然として8割以上の事業者が希望運賃に達していないことが分かった。希望する運賃の上げ幅は「5〜10%未満」が37.0%(前回43.7%)が最も多く、次いで「10〜15%未満」が34.1%(32.5%)だった。「5〜15%未満」の合計では79.2%となり、運賃値上げの厳しさがうかがえる。

「運賃交渉できない」が4割

この半年間で荷主と「運賃交渉した」と回答したのは69事業者(42.1%)で、前回の68事業者(38.9%)に比べて3.2ポイント増加した。また、「今後交渉する」が25事業者(15.2%)でこれらを合わせると94事業者(57.3%)となった。その一方で、厳しい経営状況が続くなか、4割強の事業者が交渉したいができない状況が続いている。

運賃交渉の結果、「値上げできた」と回答したのは34事業者(49.3%)で、前回22事業者(32.4%)に比べ16.9ポイント増加した。「特に変わらない」と回答したのは24事業者(34.8%)であり、運賃値上げができにくい状況が続いていることがうかがわれた。

荷動き状況はやや改善

 荷動き状況では、「かなり活発になった」が前回とほぼ同様の1.2%だったが、「活発になってきた」は前回の19.4%から25.6%と6.2ポイント増加した。反対に、「悪くなってきている」「かなり悪くなった」の合計は17.1%で、前回より9.8ポイント減少した。荷動きに上昇基調が見られるが「ほとんど変わらない」が54.9%(前回52.6%)となった。荷動きが改善されたものの、活発になったといえるほど回復していない様子だ。

ドライバー不足が深刻化

ドライバーの充足率は、「十分充足している」「ほぼ充足している」を合わせて31.7%で前回(31.4%)とほぼ同様であった。反対に「かなり不足している」「完全に不足している」が前回の21.7%から27.5%と5.8ポイント増加しており、「少し足りない」を合わせると67.7%と約7割の事業者がドライバー不足に直面していることが明らかになった。ドライバーの平均年齢は、「46〜50歳」が35.4%(前回28.6%)と最多で、次いで「51〜55歳」が23.8%(22.9%)、「41〜45歳」が22.0%(26.3%)となっている。これらからドライバーの慢性的な不足と高齢化が進行していることがうかがえる。

カーゴニュース 4月3日号

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