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物流業界ニュース(物流/運送情報)

国交省 海コン輸送マニュアルを改訂

フレキシタンク輸送の安全性向上へ

国土交通省は11日、「国際海上コンテナの陸上における安全輸送マニュアル」の一部を改訂した。海コン内のフレキシタンクの損傷による液体物の漏えいを防止するため、フレキシタンク輸送する際に確認すべき事項を明記。液体物を輸送する際、輸送中の制動や振動による負荷がタンク自体やコンテナにかかることを留意し、適切な積み込みを行うよう定めた。

マニュアルでは、貨物積み付け方法について基本原則を示しているが、フレキシタンク輸送の安全性向上を図るため、フレキシタンクの積み付け方法について明確化した。

フレキシタンクは十分な強度をもち、輸送する液体との相性が問題ないものを使用することとし、積み付け前には清掃を施し、コンテナ内にクギなどの突起物がない状態にすることが必要だとした。輸送のための養生も重視し、コンテナの床と壁を段ボールで覆い、40フィートコンテナの場合には側壁の覆いに合板を使用。コンテナの扉側の端には角材を適切な間隔で取り付け、段ボールまたは合板で覆って強度を上げることを求めた。

その他、タンク製造者の指定する充填速度で液体を充てんすることや、コンテナ後面の左扉にフレキシタンクが積載されていることを示す警告ラベルの貼り付け、使用済みのフレキシタンクの廃棄などを規定した。

フレキシタンク輸送の安全性を懸念する声も

フレキシタンクは20フィートのドライコンテナ内にコンテナサイズのポリエチレン製バッグを設置し、液体を充てんして輸送する容器。世界での輸送実績は年率30%程度の伸びを示し、日本でも認知度が高まっている。一部の液体危険物の輸送にも用いられ、従来は第4類の危険物のうち動植物油のみ運搬可能だったが、2007年10月に危険物の規制に関する法令の一部が改正され、引火点が130℃以上の第4類第3石油類、第4石油類も運搬できるようになった。

洗浄や回送費用がかかるISOタンクコンテナよりも低コストの液体物輸送のツールとして日本でも普及し始めているが、これまでは安全輸送対策については明確な指針がなかった。フレキシブルタンクの破損による漏えい事故はスリップ事故などの二次被害を誘発し、影響の大きさが問題視されていることから、国交省では昨年、全日本トラック協会(坂本克己会長)を通じ実態を調査し、容器破損による液体物の漏えいは92%が「ない」と回答しているが、その安全性には懸念の声もあった。

カーゴニュース 4月17日号

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