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物流業界ニュース(物流/運送情報)

国内向け出荷は好調維持、指数は2ケタのプラスに

日通総研「短観」、運賃・料金は一段と上昇圧力

日通総合研究所は4月25日、「企業物流短期動向調査」(日通総研短観)の3月調査結果を発表した。それによると、4−6月の国内出荷指数の見通しは「+10」となり、プラス局面を維持している。佐藤信洋プリンシパルコンサルタントは「国内景気は若干足踏み状況ではあるものの、好調トレンドに変化はない。当面はプラスが続くのではないか」との見通しを語った。また、各モードの運賃・料金指数も上昇が続いており、トラック運賃を中心に上昇圧力が一段と強まっている。

国内出荷動向は3四半期連続で2ケタのプラスに

同調査は製造業、卸売業など荷主企業2500社を対象にアンケートしており、今回は906社から回答を得た。国内向け出荷動向では、1−3月実績が「+10」、4−6月見通しも「+10」となり、昨年10−12月実績の「+13」から小幅な低下はあったものの、3四半期連続で2ケタのプラスとなった。

荷主業種別(全15業種)の動向では、4−6月見通しで10業種がプラス、4業種がマイナス、ゼロ水準が1業種で、幅広い業種で出荷が好調なことがうかがえる。

輸送機関別では全モードがプラス、内航が急上昇

国内輸送機関別の利用動向では、全6機関(一般トラック、特積トラック、宅配便、鉄道コンテナ、内航コンテナ・RORO船、国内航空)がプラス。一般トラックは1−3月実績が「+11」、4−6月見通しが「+11」、特積トラックの1−3月実績が「+1」、4−6月見通しが「+3」となった。上昇幅が顕著だったのは内航コンテナ・RORO船と国内航空。内航コンテナ・RORO船は1−3月実績の「+7」から4−6月見通しは「+14」に伸びたほか、国内航空は10−12月実績の「△2」から1−3月実績は「+16」に反転し、4−6月見通しではさらに「21」まで上昇した。佐藤氏は「内航コンテナ・RORO船は海上輸送へのモーダルシフトの動きが高まっている。一方、国内航空の伸びの理由ははっきりしたことは現時点では分からない」と説明した。

運賃・料金もさらに上昇鉄道コンテナの伸び顕著

各輸送機関別の運賃・料金動向では、各モードとも指数が伸びており、上昇圧力がさらに高まっている。このうち、一般トラックは1−3月実績が「+24」だったが、4−6月見通しはさらに「+32」まで上昇。特積トラックも1−3月実績「+24」から4−6月見通しは「+29」まで伸びた。上昇がもっとも顕著だったのは鉄道コンテナで、10−12月実績の「+5」から1−3月実績は「+19」、4−6月見通しはさらに「+26」まで上昇した。佐藤氏はその理由について「JR貨物は今年10月に基本運賃を改定するが、現時点では大きな値上げはない。むしろ、通運事業者が標準利用運送約款の改正を受けて運賃と作業料の分離など値上げに動いている。その部分が影響しているのではないか」との観測を語った。

カーゴニュース5月1日号

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