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物流業界ニュース(物流/運送情報)

国交省外装変更は大きな影響なし℃オムツの効率物流で情報共有

国土交通省は2月24日、第4回「紙加工品物流(衛生用品分野)物流研究会」(座長=矢野裕児流通経済大学教授)を開催した。昨年4月に紙加工品(衛生用品分野)物流の改善アクションプランを策定して約1年が経過したことを受け、メーカー、物流事業者、行政など関係者間で情報共有を図った。国交省は紙オムツと生理用品の消費者を対象に昨年夏に実施した消費者の意識調査結果を報告した。それによると、入数や1枚あたりの価格やオムツ自体の大きさが変わらなければ、パッケージのデザイン変更が消費者の購入に与える影響は大きくないことがわかった。メーカーからは「効率的な物流の観点からパッケージデザインを行いたい」「製品のリニューアル時には、外装デザインの変更も検討する」などの意見が表明された。アンケート調査結果をみると、子ども用紙オムツを購入する際に最も重視していることは「価格」で、次いで「品質(素材や肌ざわり、通気性など)」だった。一方、「パッケージ当たりの入数」は4番目、「パッケージの大きさ」は7番目となり、さほど重視されなかった。大人用紙オムツで購入時に最も重視していることは「品質」で、2番目は「価格」だった。生理用品を購入する際に最も重視していることは「価格」で、次いで「品質」だった。「パッケージ当たりの入数」は3番目、「パッケージの大きさ」は6番目で、入数の重視度は比較的高かった。また、1枚当たりの価格やオムツ自体の大きさが同じならば「入数が増え、パッケージが多少大きくなった場合」も7割以上の人が引き続き同じ商品を購入すると回答。また、「入数は変わらず、パッケージの形が多少変わった場合」も8割以上の人が引き続き同商品を購入するとした。その他、会議では花王が商品の外装デザインを変更して輸送効率を高める改善事例を発表。製品パッケージを見直すことでパレット積載時の平面積みや段積みの効率向上を実現。積載効率の大幅な向上によりドライバーの省人化や輸送コストの削減を達成している。

カーゴニュース3月7日号

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