物流業界ニュース（物流/運送情報）
国交省 Ｔ１１・１２型を推奨する方向
パレット利用中の荷主には２３年度末提言
国土交通省は１日、「パレット標準化推進分科会」の第３回会合を開催した。手荷役を行っている荷主や物流事業者に対し、パレット利用を促進する際に推奨するパレットの種類について議論した。推奨タイプは「Ｔ１１型（１１００×１１００ｍｍ）」と「１２型（１２００×１１００ｍｍ）」の２種類を基本とする方針を固めた。今後は現在実施中のパレット利用実態調査の結果を精査した上で４〜５月に第４回会合を開催。そこでの議論を経た後、Ｔ１１型のみ、あるいはＴ１１型と１２型のいずれかを優先的に推奨し、もう一方を利用する場合も併記する方向で提言をまとめる。国交省の担当者は「まずは手荷役の荷主と事業者にパレット活用を促進することが重要であり、推奨パレットを利用することを強制するわけではないが、将来の一貫パレチゼーションにつなげるために推奨するパレットの種類を絞り込む」と狙いを明かした。また、すでにパレットを利用している荷主・事業者に向けてサイズ・規格などハード面や運用方法などソフト面の標準化を提言するスケジュールについても議論。検討課題が多方面にわたることから、今年後半から来年にかけて丁寧に議論し、２３年度末までに提言をまとめる。
カーゴニュース３月８日号
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