物流業界ニュース(物流/運送情報)
サイバー攻撃対策強化へ注意喚起
>荷役時の事故防止が急務>
国内仕入れ先がサイバー攻撃を受けたことでトヨタ自動車などが国内工場の一時稼働停止を余儀なくされるなど、サイバー攻撃による供給網の寸断リスクが高まっている。ペンタブレットのワコムでは、物流パートナー企業がサイバー攻撃を受けた影響でオンラインストアを一時停止。サイバーセキュリティ対策が進んでいない中小企業がターゲットになる可能性があり、物流会社も含めサプライチェーン全体でのリスク制御が求められている。昨今の情勢でサイバー攻撃の潜在リスクが高まっていることから、経済産業省はサイバー攻撃対策に関する注意喚起を通知。政府機関や重要インフラ事業者をはじめ各企業・団体等では組織幹部のリーダーシップのもと、サイバー攻撃の脅威に対する認識を深め、リスク低減のための措置を講じることによる対策強化を要請した。中小企業、取引先などサプライチェーン全体を俯瞰し、発生するリスクを自身でコントロールできるよう適切なセキュリティ対策を求め、国外拠点等についても国内の重要システム等へのサイバー攻撃の足掛かりになることがあるとして、具体的な支援・指示等によりセキュリティ対策実施を要求した。
カーゴニュース3月8日号