1. 【富士物流TOP】
  2. 物流業界ニュース
  3. 2022年3月
  4. 国交省 紙オムツの物流改善で行動計画策定

物流業界ニュース(物流/運送情報)

国交省 紙オムツの物流改善で行動計画策定

「T11型パレット」利用に切り替え

国土交通省は16日、トラックドライバーの長時間労働改善に向け、紙オムツや生理用品など紙加工品の物流改善に向けたアクションプラン(行動計画)を策定した。アクションプランはメーカーと卸の間の輸送・保管で手荷役を解消するため、「T11型パレット」(1100×1100ミリメートル)を標準パレットとして活用することを定めた。2024年度からのドライバーの時間外労働規制の厳格化を見据え、売れ筋商品など荷量の多い品目は23年3月までにパレット化に切り替える。同プランはデザイン・フォー・ロジスティクス(物流効率化に適合したデザイン開発)の観点から、できるだけ多くの製品を「T11型パレット」に積み付けできるよう外装サイズを見直すこととした。外装サイズの変更には製造ラインの変更など一定の設備投資が必要となるため、経営層を含めた社内関係者の合意形成が重要と指摘。その上で、手荷役によるドライバーの過重な負担を軽減し、労働環境を改善することが、持続的な物流の維持やSDGsなど社会課題の解決につながることを強調した。行動計画の策定会議には紙加工品の主要メーカーや卸が参加しており、各社は同プランに基づき物流改善に取り組む。

カーゴニュース3月22日号

powered by cargo news

富士物流は、物流・倉庫ソリューションの一括アウトソーシング(3PL)を実現します。