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物流業界ニュース(物流/運送情報)

消防庁 屋外貯蔵タンクの予防保全でドローン活用へ

維持管理高度化、点検作業をスマート化

消防庁は17日、屋外貯蔵タンクの維持管理の高度化、点検作業のスマート化に資するため、「新技術を活用した屋外貯蔵タンクの効果的な予防保全に関する調査検討会」の第1回会合を開催した。新技術のうちドローン等を活用した効果的な予防保全に関する調査検討を行う。各保安分野では新技術の導入が進展しており、我が国の高経年化が進んだ大規模な屋外貯蔵タンクの点検においても安全性、効率性を高める新技術の導入により効果的な予防保全を行うことなど、スマート保安の実現が期待されている。屋外貯蔵タンクの側板上部など高所の点検は、従来から目視点検を中心に実施されてきたが、詳細な点検を行うには、仮設足場やゴンドラ等の設置が必要であり、安全面や費用面に関する課題が残されていた。近年、各種インフラ構造物等に対しては、撮影・測定機器等を搭載したドローンを活用した点検の導入により、点検作業の高度化、効率化に大きく寄与している。従来、屋外貯蔵タンク周囲には危険区域が設定されており、防爆型の製品開発が進んでいないドローンを維持管理点検に導入することは難しい状況だった。2021年度に消防庁で開催した検討会において、定常時の屋外貯蔵タンクの周囲(タンク直上3mまでの範囲、溜めます部は除く)には、引火・爆発危険のある濃度の可燃性蒸気は滞留しないことが確認されたことを踏まえ、大規模な屋外貯蔵タンクの維持管理の高度化、点検作業のスマート化に向け、新技術のうちドローン等を活用した効果的な予防保全に係る検討を実施する。

カーゴニュース8月23日号

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