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物流業界ニュース(物流/運送情報)

「運輸・倉庫」の景気は前月比横ばい

燃料高騰、採用難で問題山積も

帝国データバンクによると、12月の景気DIは、新規感染者数が急増した中、生産コストの上昇や生活費の高まりなどによって5ヵ月ぶりに悪化し、前月比0.1pt減の43.0となった。10業界中6業界が悪化し、「運輸・倉庫」は横ばいだった。12月の景気は、電力・ガスなどのライフラインや食品を含む生活必需品の価格上昇、原材料価格の高止まりなどがマイナス要因となった。また、一部の業種で影響がみられる半導体不足は自動車や電気機械、電気工事などで悪材料となったほか、新型コロナウイルスの新規感染者数の急増も下押し要因だった。一方、全国旅行支援の継続やインバウンド消費などが好材料となり観光産業の景況感は上向き、DXなどIT投資需要も引き続き好調だった。「運輸・倉庫」の景気DIは41.6で前月比横ばい。「新型コロナウイルスにより引き起こされた世界的な海上運賃の高騰により船会社の業績が改善した」(運送代理店)、「物量はほぼ新型コロナ前に戻っているが、燃料高騰をはじめとして各種仕入単価の上昇やドライバー採用難で問題は山積している」(一般貨物自動車運送)といった声が寄せられた。先行きでは、「様々な経費を販売価格に転嫁しきれず、増収減益になると予想」(一般貨物自動車運送)、「法人税や諸物価高騰、新型コロナウイルス、ウクライナ情勢による消費低迷など、懸念材料が多い」(普通倉庫)などの意見があった。

カーゴニュース1月17日号

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