物流業界ニュース（物流/運送情報）
物流連 海コン輸送をテーマに勉強会
日本物流団体連合会（物流連、池田潤一郎会長）は１０日、国際業務委員会（原田浩起委員長）の今年度第２回会合を都内で開催した。前半は「コロナ禍以降の国際海上コンテナ輸送とサプライチェーン」をテーマに拓殖大学の松田琢磨教授が講演。第２部でし、Ｗｅｂ参加も含めて１０４人が受講した。講演では昨年後半から今年にかけての輸送需給について解説。海上輸送の混乱によってサプライチェーンの安定的維持のためには、物流網の複線化や強靭化が必要だと強調。最新技術を活用した効率性アップや、デジタル化や自動化の積極的な活用を通じ、物流の強靭化を図ることが重要だと指摘した。講演後は２０２２年度の活動報告と２３年度の活動計画案を審議し、承認した。議事に先立って挨拶に立った原田委員長は、昨年からの国際海上コンテナ輸送の需給のアンバランスが運賃高騰をもたらしたことに触れ「運賃も含め、中長期的に安定的な輸送サービスを提供することが課題だ」と述べた。このほか国土交通省で国際物流を担当する大坪弘敏大臣官房参事官が最近の国際物流政策について説明した。
カーゴニュース３月２３日号
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