物流業界ニュース（物流/運送情報）
国交省タクシー宅配の特例措置を延長
コロナ禍の飲食物宅配ニーズに対応
国土交通省はこのほど、９月３０日までを特例措置としたタクシー事業者による飲食物の有償貨物運送事業の許可期限を延長する方針を固めた。現行の通達を改正し、許可期限を許可取得日から起算して１年間に改める。さらに、期限後も事業を行う場合は所定の手続きを行うことで１年を限度に延長できるようになる。新制度は１０月１日から運用を開始する。今後も宅配事業の継続を希望するタクシー事業者がいることや、新型コロナウイルス感染症第７波による新規感染者数が増加するなど、一定の食料・飲料品の宅配ニーズが見込まれることから、「タクシー事業者による食料・飲料に係る貨物自動車運送事業の許可の取り扱いなどについて」の通達を改正し、許可期限を延長するもの。国交省は２０２０年４月２１日からタクシー事業者が道路運送法に基づく許可を受けた上で食料などを有償運送できる特例措置を実施。その後、同年１０月以降の延長と貨物自動車運送事業法に基づく許可の取得などで宅配事業を行える現行通達に改正。延長期限は今年９月３０日としていた。
カーゴニュース８月９日号
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