まずは何事にも興味を持つことから
T.A.
- 出身学部
- 文化構想学部 文化構想学科
- 所属部署
- 西日本統括部
三重支社 業務課
- 2014年入社 三重支社 所属
-
- 機械製品の包装設計業務
物流工程全体を意識した包装を
私の所属する三重支社は、自動販売機とオープンショーケース(コンビニやスーパーで商品が陳列されている冷蔵庫)を中心に取り扱う物流拠点です。
お客様からお預かりした製品を梱包し、倉庫へ保管、全国各地へ配送するというのが支社としての主な仕事です。その中で私は、製品の梱包に関わる「包装」業務を担当しており、包装仕様の決定、梱包材の受発注業務、作業の進捗管理等を行なっています。包装の目的は、製品を汚れや破損から防ぐことですが、それだけでなく、物流工程全体を意識する必要もあります。例えば梱包された製品がフォークリフトで荷役しやすいか、保管する際に段積みは可能か、トラックへの積載効率への影響はどうか…などといったことです。考えなければいけないことも多いのですが、そこが面白く、やりがいを感じる点でもあります。現在私は、輸出製品の梱包業務に携わることが多いのですが、海外向けの貨物を取り扱っていることもあり、包装だけでなく輸出に関する知識が問われることもあります。今後の目標としては、通関士や包装管理士などの資格を取得し、専門分野の知識を深め、お客様への提案の幅を広げていきたいです。
社会を影から、しかし確実に支えている仕事
就職活動を始めた当初は興味の対象が定まらず、様々な業界を見ていました。モノづくりを担う製造業を始め、モノを販売する商社などの業界も見て回りましたが、その過程で、そうした企業の営みには、「モノを動かす」物流の存在が必ず付いて回ることを知りました。社会を影から、しかし確実に支えているとても意義のある仕事だと感じ、次第に興味を惹かれるようになりました。物流業界の中でも当社を志望した理由は、大きく3つあります。まず物流サービスを包括的に提供できる3PL企業であるという点です。自分たちの会社で担う仕事の範囲が広い分、お客様への提案の幅も広がる為、自分の可能性を試すことのできるフィールドがあると直感しました。次に重量品輸送のノウハウや自社システム等、メーカー系ならではの高い技術力を持っている点です。ただモノを運んだり保管したりするだけでなく、そこに付加価値を創出できる企業であると感じました。最後に、社内教育制度(パックンカレッジ)により人材の育成に力を入れている点です。会社を支えているのはやはり「人」であり、その「人」を何よりも大事にする姿勢に共感しました。
携わっている仕事の目的を理解する
働く上で大切にしているのは、「何事にも興味を持つこと」です。興味を持つというのは、たとえば私が携わっている梱包であれば、「昔からこういう梱包でやっているようだから、今後も同じやり方を続ければいいや」でなく、「どうしてこういう梱包なのだろう?もっと効率的に梱包できる方法は無いのか?」と考えてみることです。当然すぐに画期的な梱包が思いつくわけではないのですが、自分なりにそうなった理由や改善案を考えてみることで、携わっている仕事の目的が見えてくるようになります。仕事には何らかの目的があり、その目的を理解していないと、仕事は価値を生む「仕事」ではなく、手を動かしているだけの「作業」に成り下がってしまいます。そうならないためにも、仕事をする上では、たとえ自分があまり興味の無い分野であったとしても、あえて興味を持つように心がけています。また興味を持つという姿勢は仕事だけでなく、就職活動においても役立つはずです。学生の皆さんには、是非いろいろな会社に興味を持ち、その会社への理解を深めて頂きたいと思います。