第3章 物流パートナーとしての想い

- 職種
- 本社営業
- 所属部署
- ソリューション営業統括部 ソリューション営業部
継続案件の受託による売上拡大を目的に新規顧客開拓の担当者として、ミズタニ自転車との商談を推進。

- 職種
- 支社営業
- 所属部署
- 東京支社 新東京物流センター 営業第一課 課長補佐
顧客の窓口として、移管前倉庫の調査・分析、各部署との折衝、値段調整など、移管~立上までの管理を担当。

- 職種
- 支社営業
- 所属部署
- 東京支社 新東京物流センター 営業第一課 課長
運用推進者として、FKS(富士物流改善システム)とWMS(倉庫管理システム)を取り入れた運用を提案。移管~立上まで全体の管理を担当。
- ※当時の職種、所属部署を記載しています。
好きになることがモチベーション

7,000坪の大型物流施設への移管が無事に完了。WMSシステムにより在庫管理精度&作業効率も向上しました。そして、FKS活動を取り入れ、品質の維持、生産性の向上、コスト軽減をはかっています。

今回は、お客様のニーズにあった提案ができたことが、成功のポイントだったと思います。提案するにあたり、営業・支社・システム・FKS・国際と各部署が一丸となり、検討から提案まですべて社内で完結できる組織力をもって、レスポンスよく進めることができました。そして、ニーズにバチッとはまる提案ができて、それを実行した結果、お客様から「よかった」と言ってもらえて本当に嬉しく思いました。

通常の業務は、「移管は移管」「立ち上げは立ち上げ」と別チームで分かれて行います。短期間だったからこそ、複数部署が同じ目的にむかって結束することができました。特に、準備が間に合わない状況で、通常の業務終了後に何も言わずに日々応援に来てくれた受け入れ側倉庫の作業員のみなさんにはとても勇気づけられました。

「物流は人」だと思っています。関係各所の協力、センター全体を動かすための統率力、お客様とのコミュニケーション、今回はそのすべてがうまく機能しました。

お客様と実際に会ってコミュニケーションを深めていく中で、倉庫の移管にはお金がかかるなどのリスクも承知の上で「自転車を広めたい」という、社運をかけた強い想いを感じました。話しているうちに、いつのまにかお客様のファンになっていたのです。なので、パートナーとして末永くおつきあいできるよう、「絶対に移管を失敗させてはいけない!」と思っていました。

お客様のことを好きになり、興味をもつことが、「もっと、いい方法がないだろうか」と考えるモチベーションにつながります。
稼働後にお客様から「良い意味で裏切られた」と言われた事は一生忘れられない想い出。スタート初日は半分しか出荷できないなど、最悪の事態も想定されていたそうです。無事に初日を終えられたときに、「こんなにうまくいくとは思わなかった」と言ってもらえたとき、あらためて「このお客様を大事にしなければならない」と感じました。お客様の夢をかなえるサポートができることは、私たちの仕事のやりがいなのです。

移管はゴールではなく、あくまでスタート。立ち上げ当初は、商品知識の乏しさによるトラブルもありましたが、ミーティングやシステムの改善を重ね、日々、品質の向上に取り組んでいます。
常に課題を意識する姿勢を持ち続けることで、課題に対応していく知恵が生まれていきます。また新しいことへのチャレンジにより、経験が重ねられ、さらなる提案を行える力が生まれるのです。
「物流」のプロフェッショナルとして大切なのは、ニーズにあったよりよい提案ができる「提案力」、事業拡大やグローバル展開などにも対応していくことができる「対応力」、日々の業務をスムーズに行っていく「遂行力」。プロとしての力を発揮して、お客様の業務をサポートし、満足してもらうことが、物流の仕事の醍醐味なのです。