工場内調達部品管理の物流アウトソーシングによる全体最適化
電気・機械メーカー様の工場内物流における導入事例
導入の背景
- 調達部品の管理業務を改善/機能強化して、生産活動の強化にもつなげたい
- 工場内において、生産ラインへ投入する調達部品や仕掛品の入出庫・管理業務を自社で行っているが、膨大なアイテムの管理や、生産状況に応じた要請への対応など日々の業務処理に時間がかかり、本来の生産活動強化への取組みに専念できないというのがお客様の悩みでした。具体的には以下のような課題がありました。
入出庫作業の品質と在庫精度を向上させ、ロスを減らしたい
出庫作業をスピードアップさせ、生産リードタイムの短縮にもつなげたい
物量増加に柔軟に対応したい
コストを変動費化したい
富士物流からのご提案
- 富士物流ではお客様の課題や問題点のヒアリングと現場調査を行い、以下のサービスをご提案しました。
- 全体最適に向けたF-OHGSによる工場内の物流アウトソーシング
- FKSに基づく現場改善による品質、スピード、生産性の向上
- 生産ラインへのジャストインタイム(JIT)納入の実施
実施したサービスの概要
F-OHGSによる部材管理のアウトソーシング
当社の「お客様施設内での物流業務請負サービス(F-OHGS)」によって部品・部材・資材管理をアウトソーシングすることで、関連コストの変動費化や物量変動への柔軟な対応を実現しました。
また、このサービスにより、一回限りの改善の取組みではなく、お客様と一体となって日々継続した改善を行うことができる体制を構築しています。
FKSによる徹底した物流現場改善
FKS(富士物流改善方式)により調達部品管理の現場における問題点を抽出し、ムダ動作や間違いを排除するための作業見直し、保管レイアウトの変更による動線短縮、保管方法の最適化による保管効率向上、見える化の推進など、生産性や品質、対応スピードの向上に向けて、さまざまな改善を実施しました。
F-OHGSとFKSの両サービス併用によるメリット - 生産ラインとの連携強化
F-OHGSでお客様施設内の物流業務を日々行いながら、FKSの考え方で「お客様との連携部分」における提案を行っています。例えば、生産ラインが使いやすい物の出し方・置き方(配膳方法)への改善や、生産ラインの進捗に応じたJIT納入実現など、様々な「次工程を楽にする取り組み」を行っています。お客様業務の全体最適に向けて、物流の視点から提案し、さらに提案だけでなく自らお客様と一緒に実現に向けて取り組むことができるのは、F-OHGSならではのメリットと言えます。
調達物流や国際・海外物流との連携
海外に位置するお客様工場からの調達部品の輸入から国内工場までの連携等を含めた一貫サービスにより、一つの現場における単純な荷役作業請負いではない、サプライチェーン全体の効率化を目指す取組みを行っています。
お問い合わせ
担当部署:営業統括部
電話番号:03-5476-0547