全ト協女性部会 全国研修会で「24年問題」取り組み事例学ぶ

全ト協女性部会 全国研修会で「24年問題」取り組み事例学ぶ

全日本トラック協会の女性部会(原玲子部会長)は13日、全国研修会を開催し、114人が参加した。原部会長は、「4年ぶり、3回目となる全国研修会を開催でき、感無量だ。盛大に開催できることにお礼を申し上げたい。本日は、10月から女性部会の担当となった全ト協の楠木寿嗣副会長、『2024年問題』を担当し、物流政策委員会の委員長を務める馬渡雅敏副会長も参加してくれている。『2024年問題』への取り組み事例を学び、乗り越えていく決意を新たにする研修会としたい」と挨拶。楠木副会長はタクシー業界のドライバー不足にも言及し、トラック業界の「2024年問題」への対応に対する危機感を強調。馬渡副会長は「燃料費、人件費、車両費の3つすべてが同時に上がったのはおそらく初めてではないか。燃料代が上昇している中で、ドライバーの賃金も上げなければならず、実運送会社は二重苦、三重苦の状態だ。今こそ、勇気を出して事業者から声を上げるべき」と訴えた。「2024年問題」の取り組み事例では、福貨通運の藤井ふぢ美常務取締役が、モーダルシフト(鉄道・船舶)による労働時間改善について説明。鹿央運輸の竹下由美代表取締役は、「選ばれる企業」になるために社員と取り組んでいるSDGsの活動を紹介した。このほか各ブロック・各トラック協会の活動状況も報告された。

カーゴニュース 10月19日号

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