物流用語辞典さ行

  • 運送業で用いられる容積単位。1才は、1辺が1尺(約30.3cm=0.303m)の立方体の容積を表している。

  • 在庫回転率

    保有している在庫が一定期間内にどれだけ入れ替わったかを表す指標。

  • 在庫管理

    商品の保管状況を管理すること。今では商品の在庫のみならず欠品防止や補充管理、顧客へCS向上といったサービス強化や保管費用等のコスト削減を目的として実施されている。

  • 在来線

    一般貨物船のことで、 船自身で貨物の積み卸しができるクレーンを備えている。重量物やプラントなど、コンテナに積むことができない貨物の場合に使用される。

  • 先入れ先出し

    商品を取り出す際に、古いものから順番に出庫し、保管期間を短期間に抑えること。

  • 直積み

    保管方法の1つ。商品を床から直接積み重ねる方式。重量品や大型品は基本的にこの方法しか取れないことが多い。

  • 自重

    貸車・車両・コンテナをはじめとした輸送用具自体の重量のこと。逆に輸送用具の中身の貨物だけの重量を実重量といい、その合計が総重量である。

  • 事前教示制度

    輸入の前に税関に対して、当該貨物の関税分類(税番)、原産地、関税評価及び減免税についての照会を行い、その回答を受けることができる制度。

  • 実重量

    貨物だけの重量

  • 指定保税地域

    国や都道府県、市のような地方公共団体などが所有したり、管理している土地や建物など公共的な施設について、財務大臣が指定して設置するもの。
    この地域では、輸入手続がまだ済んでいない貨物、輸出の許可を受けた貨物、わが国を通過する貨物(これらをあわせて外国貨物と呼ぶ)を積卸し、運搬し、又は一時(原則として1か月)蔵置することができる。

  • 重量ラック

    1棚当たりの積載荷重が500KGを超えるラックのこと。

  • 出荷

    商品を保管している場所から出庫され、そのロケーションから配送先に向け輸送手段に引き渡したこと。

  • 出庫

    商品保管場所から、商品を取り出すこと。商品が保管状態から変わったこと。

  • シュリンク包装

    包装方法の1つ。荷物を1個ないしは複数個まとめてシュリンクフィルムで覆い、加熱収縮させて、荷物を強く固定保持する包装方法。冊子の取りまとめ等によく用いられる。

  • 仕分け

    商品を、指示された通りに分類、取り分けること

  • 仕分け機器

    ソーターとも呼ばれる。物品情報をもとに、方面別、品種別等に振り分ける装置。

  • 申告区分

    NACCS(輸出入・港湾関連情報処理システム)というソフトを利用して行われており、申告を行うと瞬時に「申告区分」が出力されます。税関が申告に対してどのような審査・検査をするべきか、方向性を決定する最初の判定

  • ステベ/ステベドア

    荷主又は船社の委託を受けて、委託者に代わって貨物の受け渡しを行い、受渡行為に先行又は後続する船内荷役、はしけ運送、沿岸荷役、いかだ運送を一貫して行う。

  • ストラドル・キャリア

    ストラドルキャリアは、コンテナヤードにおいてコンテナ1個を車体内に抱えてコンテナの搬送と保管等の作業を行う荷役機械。ラバータイヤで無軌道で走行でき機動性が高い。

  • ストレッチ包装

    包装方法の1つ。荷物を包装する時に、1個または複数個をまとめてその周囲を、引っ張りながらストレッチフィルムで覆い包む。パレットに積みつけられた荷物の固定によく利用される。

  • 積載効率

    最大積載量に対する実積載量の割合のこと。量は重量、容積等の基準を使う。

  • 積層ラック

    棚を複数積み重ねた、多層式ラックのこと。空間効率が向上できる。

  • 全損

    運送契約をした貨物の全てが、船の沈没、座礁、衝突、火災といった海上固有の危険によって受ける損害(全損)

  • 総揚げ

    輸移入貨物を、船社の委託を受けた陸揚代理店(Landing Agent)が本船から一括して陸揚げし、上屋等に運び入れ、仕分けした上で、それぞれの受け荷主に引き渡す方式

  • 総積み

    船社の委託を受けた船積代理店(shipping agent)が、荷主から受け取った小口貨物をまとめて本船に船積みする方式

  • 総合物流業者

    輸送、保管、荷役、梱包、情報など物流全体に関する施設、機能を保有し、顧客の需要により陸、海、空に渡る国内、国際間における一貫した物流サービスを提供する事業者。

  • 総合保税地区

    保税蔵置場、保税工場、保税展示場が有する外国貨物の蔵置、加工、製造、展示などの各種機能を総合的に活用できる地域として、税関長が許可した場所