建荷協11月に「特自検強調月間」を展開
労働災害の防止を目指す
建設荷役車両安全技術協会(建荷協、東京都千代田区、酒井信介会長)は、建設荷役車両による労働災害の防止を目指し、毎年11月を「特定自主検査強調月間」として各種運動を展開している。2024年度は『安全を 明日へつなぐ 特自検』をスローガンに、女優の小芝風花さんを起用した啓発ポスターやリーフレット、PR用ステッカーを作成。全国一斉に特定自主検査(特自検)の普及促進を図る活動を行う。フォークリフトやブルドーザー、ショベルなどの車両系の荷役運搬機械や建設機械は、労働安全衛生法において事業者は1年以内ごとに1回の「特定自主検査」の実施が定められている。しかし、23年度の特自検の実施台数は、全国で約207万台と推定され、特自検が定着しつつあるものの、いまだ相当数の未実施機械があるものと思われる。そのため、建荷協では11月1日から30日の強調月間中、各都道府県の労働局・労働基準監督署の協力のもと、登録検査業者と事業者による検査の実施体制や、検査対象機械の管理体制の整備促進のため、巡回による現地指導や研修会などを行うとともに、新聞・機関誌などでのPRなどで特自検の適正な実施の周知、徹底を図っていく。
カーゴニュース 10月31日号