政府 港湾ロジ官民投資に1.2兆円

政府 港湾ロジ官民投資に1.2兆円

政府が推進する戦略17分野における2040年度までの官民投資額は、累計370兆円超を想定した。うち、港湾ロジスティクス分野は「港湾荷役機械」0.4兆円、「サイバーポート(港湾物流DX)」0.2兆円、「次世代型倉庫」0.6兆円の合計1.2兆円とし、国際競争力強化をはじめ、サプライチェーンと経済安全保障の強化、自然災害対策など推進する。 港湾荷役機械では、日本企業による港湾荷役機械の生産機能を強化するとともに、港湾運送事業者などによる国内コンテナターミナルへ港湾荷役機械の投資や自動化・遠隔操作などの導入を図る。また、国や自治体によるコンテナターミナルの整備を推進する。40年度までの投資額は0.4兆円とし、同年度までの経済波及効果について、投資額の2.5倍の1.0兆円を見込む。サイバーポート(港湾物流DX)では、国が運用するサイバーポートと民間独自の貿易プラットフォーム・システムとの接続・連携を推進するとともに、それぞれの機能強化によるデジタル環境を整備する。また、サイバーセキュリティ対策の強化に向け、輸出入・港湾関連情報処理システム(NACCS)におけるセキュリティリスクの全体を把握したうえで、生体認証などより高度なサイバーセキュリティ対策を実施。40年度までの投資額は0.2兆円とし、同年度までの経済波及効果を2倍の0.4兆円を想定する。次世代型倉庫では、従来型倉庫から自動化・省人化・高度化を実現した次世代型倉庫への転換を図るため、AIやIoT、ロボティクスなどを活用した庫内の運搬・保管工程の自動化などを推進する。また、輸送ネットワーク全体の効率化を促進するとともに、拠点としての機能強化に資するよう、老朽化した小規模倉庫を集約して大型化するなど、物流拠点の集約・再編を行う。 そのほか、災害発生時など有事のサプライチェーンを維持するため地方自治体とも連携しながら、非常用電源設備などの設置を進める。40年度までの投資額は0.6兆円とし、同年度までの経済波及効果を2.3倍強の1.4兆円と期待する。

カーゴニュース 7月7日号

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