国土交通省は５日、道路分野の脱炭素化施策の方針をまとめた「道路におけるカーボンニュートラル推進戦略」の中間取りまとめを公表した。政府目標である２０３０年度における温室効果ガスの４６％削減（１３年度対比）や、５０年のカーボンニュートラル実現に向け、施策を実施する。物流関連では、１台で大型トラック２台分の輸送を可能とするダブル連結トラックが走行可能な路線の拡充を検討する。ダブル連結車に対応した駐車マスの整備や、通行のための特殊車両通行手続きの一層の迅速化を図る。また、自動運転トラックの社会実装を見据え、自動運転トラック専用用レーンを設定する取り組みを進める。専用レーンへの合流を行うための交通情報や、自動運転車が通行しにくい工事区間での規制情報を周知できる仕組みづくりを行う。