トラック使用年数の長期化進む

平均車齢、平均使用年数が過去最高に

自動車検査登録情報協会(自検協、加藤和夫理事長)はこのほど、2023年の「わが国の自動車保有動向」を公表した。それによると、貨物車(軽自動車、被けん引車を除く)の平均車齢は11.84年、平均使用年数は15.96年でいずれも過去最高となり、トラックの長期使用化が進んでいることが明らかになった。 今年3月末時点での貨物車(595万6671台)の平均車齢は11.84年で前年に比べ0・17年延び、31年連続で最高齢を更新した。車齢が延びたのはトラックの長期使用可が進んだことが影響したとみられる。車種別では、普通貨物車は12.65年で前年に比べ0.22年延びた。小型貨物車は11.26年で前年に比べて0.13年延び、32年連続で最高齢を更新した。なお、乗用車の平均車齢は9.22年で前年に比べ0.19年延びた。他方、今年3月末時点での貨物車の平均使用年数は15.96年で前年より0.12年長期化し、11年連続で過去最高を更新した。車種別では、普通貨物車が18.62年で前年に比べ0.13年長期化し、11年連続での増加。小型貨物車は14.70年で前年に比べ0.14年長期化した。なお、乗用車の平均使用年数は13.42年で前年に比べ0.42年短期化した。平均車齢とは、自動車が初度登録してからの経過年で、人間の平均年齢に相当する。また、平均使用年数は、国内で新規登録されてから末梢登録するまでの平均年数となる。

カーゴニュース11月9日号

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