国土交通省は12月25日、コンテナターミナルゲートの高度化に対する補助事業の公募を開始した。１月26日17時まで受け付ける。国際戦略港湾（京浜港、大阪港、神戸港）を対象に、コンテナターミナルゲートの高度化に必要となる施設の整備について補助するもので、補助率は３分の１以内。コンテナ船の大型化によりコンテナ積卸個数が増加することで、トレーラの来場時間が特定の日時に集中し、ゲート前での渋滞発生の要因となっている。また、労働力人口の減少や高齢化の進行に加え、トラックドライバーにおける時間外労働の上限規制の適用等に起因する「２０２４年問題」により、トラックドライバーを中心に、さらなる労働者不足が懸念されている。これらの課題を解決するため、コンテナターミナルにおけるコンテナの搬出入に係るゲート作業の迅速化・効率化に必要な施設の整備に対する補助事業を行い、コンテナターミナルゲートの高度化を支援する。