財務省 米国とCSIを正式実施し、対象を拡大

財務省 米国とCSIを正式実施し、対象を拡大

財務省関税局はこのほど、米国税関・国境取締局との間で、自国に輸入される危険度の高いコンテナ貨物を輸出前の早い段階で特定するための取り組み(CSI=コンテナ・セキュリティ・イニシアティブ)について正式実施とするとともに、対象拡大の意図を確認する覚書に署名した。日・米間の貨物輸送全体のさらなる安全強化と円滑化につながることが期待される。具体的には、「税関当局間の相互支援に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定(CMAA)」の枠組みの中で2国間の税関協力を強化。2003年から試行的に実施されてきたCSIに基づく協力の取り組みを正式実施とする。両税関当局の職員の他方の国への派遣を継続し、可能な限り早い段階で危険度の高い貨物の特定、選別等を行うための情報交換および緊密な協力を実施。2国間の税関協力関係の有効性、効率性および相互利益を確保するために、覚書の実施について緊密に協議し、CSIのさらなる拡大について決定する。

カーゴニュース6月17日号

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