国土交通経済7〜8月 7月のトラック輸送は4ヵ月ぶり減少

鉄道はコンテナが増加、車扱は減少

国土交通省が発表した国土交通月例経済7〜8月概況によると、7月の貨物営業用自動車(普通車・小型車・軽自動車・特殊用途車の合計)の輸送量(速報値)は2億1900万tとなり前年同月比1.7%減となった。3月以来4ヵ月ぶりにマイナスとなった。そのうち小型車・軽自動車・特殊自動車を除いた普通トラックの輸送量は1億7465万tで1.2%減。7月の宅配便貨物取扱個数(ヤマト運輸、SGホールディングス、日本郵便の3社合計)は4億3586万個(4.0%増)となり2ヵ月ぶりの増加となった。また、8月の速報値は3億5916万個(0.4%増)と前年並みの微増。7月の鉄道貨物輸送量(速報値)は316万t(7. 8%減)となった。そのうち車扱は137万t(2. 8%減)となり3ヵ月連続の減少。一方、コンテナは179万t(17. 7%増)と2ヵ月ぶりに増加した。

内航の貨物船は減少、油送船は増加

7月の内航輸送量は貨物船が1625万t(1. 7%減)と2ヵ月連続の減少。一方、油送船は907万t(7. 7%増)と3ヵ月ぶりに増加した。7月の外貿コンテナの輸送量は輸出が70万TEU(0. 8%減)、輸入が76万TEU(0. 4%増)となった。8月の国際海上貨物を価額ベースでみると輸出は5・6兆円(0. 5%増)、輸入は6. 7兆円(0. 2%増)となった。8月の航空貨物輸送量は国内線が4. 7万t(9. 2%増)、国際線が12. 8万t(9. 1%増)となった。8月の国際航空貨物を価額ベースでみると輸出は2. 8兆円(16. 9%増)、輸入は2. 4兆円(8. 4%増)となった。

カーゴニュース 10月31日号

Powered by Cargo NEWS